Windows の既定の入力プロファイル (入力ロケール)

入力プロファイル (入力ロケールとも言います) には、入力される言語や、入力に使用されるキーボードについて記述されています。 最初のユーザーが Windows にログインし、ユーザーの地域を特定すると、Windows によって入力プロファイルが設定されます。

入力プロファイル

入力プロファイルは、言語識別子とキーボード識別子で構成されています。 例えば、アラビア語 (アルジェリア) 入力プロファイルは 1401:00020401 で、1401 はアラビア語 (アルジェリア) 言語の 16 進 ID (言語タグ ar-DZ) で、00020401 はアラビア語 (102) AZERTYキーボードの 16 進 ID です。

ユーザーが最初に時刻と日付の形式 (ユーザー ロケール) をアルジェリアの形式として指定すると、Windows によってプライマリ入力プロファイルとセカンダリ入力プロファイルの両方が設定されます。セカンダリ入力プロファイルは、フランス語 (フランス) とフランス語キーボードです。 セカンダリ入力プロファイルは、メール アドレスの入力など、ラテン文字セットが必要なタスクに対して、ラテン文字セットのキーボードを提供することによって、ユーザーに役立ちます。 一部の入力メソッド (Microsoft IME など) には、ラテン文字セットが組み込まれています。

Windows は、スペル チェック、ハイフネーション、タッチスクリーン キーボード使用時のキー押下に対するテキスト予測などのタスクに、入力プロファイルの言語コンポーネントを使用します。

ユーザーのために新しいデバイスを設定するときは、既定の入力プロファイルを指定するために、DISM コマンドの /Set-InputLocale または /Set-AllIntl を使用できます。 言語とキーボードのペア (1401:00020401) によって入力プロファイルを選択することも、言語と地域のタグを使用してその言語と地域の既定の設定を取得することもできます。

例 :

Dism /Image:"C:\mount\windows" /Set-InputLocale:042d:0000040a
Dism /Image:"C:\mount\windows" /Set-InputLocale:0411:{03B5835F-F03C-411B-9CE2-AA23E1171E36}{A76C93D9-5523-4E90-AAFA-4DB112F9AC76}
Dism /Image:"C:\mount\windows" /Set-InputLocale:id-ID
Dism /Image:"C:\mount\windows" /Set-AllIntl:fr-FR

入力ロケール

言語と地域名の一覧については、Windows で使用可能な言語に関するページを参照してください。

関連トピック

• 既定のタイム ゾーン
• Windows への言語パックの追加
• Windows で利用可能な言語パック
• Windows のキーボード識別子
• DISM 言語およびインターナショナル サービス コマンドライン オプション