休止状態ファイルの書き込みの所要時間

主要な適用対象: アプリケーション開発者、Windows サービス開発者、ドライバー開発者

関連する評価:

  • ブート パフォーマンス ( 高速スタートアップ)
  • 休止状態のパフォーマンス

このメトリックを使用すると、システムによってメイン メモリの関連コンテンツがセカンダリ ストレージ (具体的には、通常はシステム ドライブのルート ディレクトリ内にある hiberfile.sys ファイル) に書き込まれるのにかかる時間を測定できます。

詳細なサブ メトリック

このメトリックを展開すると、休止状態ファイルのサイズ (キロバイト単位) が表示されます。

一般的な影響要因

休止状態ファイルの書き込みにかかる時間は、書き込む必要があるデータの量に直接比例します。 このデータは、オペレーティング システム、ドライバー、サービスによって使用されるメモリと、システムの再開中にシステムによる読み取りが必要となるデータ (SuperFetch のメモリ準備フェーズ中に識別される) で構成されます。

大量のメモリを使用するドライバーは、メモリ マネージャーを使用して休止状態ファイルにデータが書き込まれるようにすると、このメトリックに影響を与える可能性があります。 または、スタートアップ アプリケーションによって、再開パスで大量のデータが読み込まれる状況が引き起こされる可能性があります。 このような場合、Superfetch サービスでは、再開パスで低速でランダムな障害が発生しないように、休止状態ファイルには必ずデータが含まれます。

Note

シーケンシャル書き込みスループットなどのハード ドライブの物理パフォーマンス特性も、このメトリックに影響を与えます。

分析と修復の手順

休止状態ファイルの書き込み時間の長期化に寄与する特定のコンポーネントを識別するには、詳細なメモリ分析が必要であり、このドキュメントでは取り上げません。 ただし、実行中の各ドライバーとサービスは、大きなメモリ割り当てを保持することによって、このメトリックに寄与することがあります。 スタートアップ中にデータを読み取るスタートアップ アプリケーションや他のコンポーネントの数と占有領域も、このメトリックに影響を与えます。