記録プロファイルの作成
Windows Performance Recorder (WPR) の記録プロファイルは、.wprp 拡張子が付いた XML ファイルで作成できます。 記録プロファイルには、特定のシナリオのパフォーマンスの記録を有効にするために必要なすべての情報が含まれています。 このデータには、Event Tracing for Windows (ETW) のセッション、プロバイダー、およびキーワードに関する情報が含まれています。 各 wprp ファイルには、少なくとも 1 つのプロファイル定義が含まれています。これにより、特定の ETW セッションとプロバイダーのセットが統合されます。 プロファイル定義には、パフォーマンス記録を開始および制御するセッション属性とプロバイダー属性も含まれています。
WPR プロファイルでは、次の ETW 機能がサポートされています。
シーケンシャル ファイルと循環メモリのログ モード。
各セッションのユーザー指定のバッファー数とバッファー サイズ。
ETW システム ロガー セッションと NT カーネル ロガー。 この統合では、キーワード、スタック、およびメモリ プール タグを指定することができます。
プロバイダー名または GUID、キーワード、スタック、詳細レベル、および非ページメモリを指定するイベント セッション。
開始操作中または保存操作中にのみ状態をキャプチャする状態プロバイダーのキャプチャ。
Wprp ファイルには、特定の順序で一覧表示されている特定の定義が含まれている必要があります。 次のトピックでは、その順序で定義を作成する方法について説明します。
Visual Studio での .wprp ファイルの作成
Visual Studio を使用すると、WPT インストール フォルダーにある WPR スキーマファイルである WPRControlProfiles.xsd で記録プロファイルを作成できます。
Visual Studio で、.wprp ファイルを開きます。
メイン メニューで [XML] を選択し、[スキーマ…] を選択します。
表示される [XML スキーマ] ダイアログで、[追加…] を選択します。
WPRControlProfiles.xsd スキーマを選択します。 既定では、このファイルは WPT インストール ディレクトリにあります。
C:\Program Files (x86)\Windows Kits\8.1\Windows Performance Toolkit
スキーマを選択したら、状況依存の IntelliSense を使用して、.wprp ファイルを作成できます。
このセクションの内容
プロファイルのコレクターを定義する方法。 |
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プロファイルのプロバイダーを定義する方法。 |
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プロファイルを定義する方法。 |
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Strict 属性を使用する方法。 |
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作成記録プロファイルでの継承について説明します。 |