NPS テンプレート

適用対象: Windows Server 2022、Windows Server 2019、Windows Server 2016

ネットワーク ポリシー サーバー (NPS) テンプレートを使用すると、リモート認証ダイヤルイン ユーザー サービス (RADIUS) クライアントや共有シークレットなどの構成要素を作成できます。これは、ローカルの NPS で再利用したり、他の NPS で使用するためにエクスポートしたりすることができます。

NPS テンプレートは、1 つまたは複数のサーバーで NPS を構成する際にかかる時間とコストを削減するように設計されています。 次の種類の NPS テンプレートはテンプレート管理での構成に使用できます。

  • 共有シークレット
  • RADIUS クライアント
  • リモート RADIUS サーバー
  • IP フィルター
  • 修復サーバー グループ

テンプレートの構成は、NPS を直接構成することとは異なります。 テンプレートを作成しても、NPS の機能には影響しません。 NPS コンソールの適切な場所でテンプレートを選択した場合のみ、テンプレートが NPS の機能に影響します。

たとえば、NPS コンソールの [RADIUS クライアントとサーバー] で RADIUS クライアントを構成する場合、NPS の構成を変更し、ネットワーク アクセス サーバー (NAS) のいずれかと通信するように NPS を構成するための手順を 1 つ実行します。 (次の手順は NPS と通信するように NAS を構成することです)。ただし、[RADIUS クライアントおよびサーバー] で新しい RADIUS クライアントを作成するのではなく、[テンプレート管理] で NPS コンソールの新しい RADIUS クライアント テンプレートを構成するとテンプレートが作成されますが、NPS 機能はまだ変更されていません。 NPS の機能を変更するには、NPS コンソールの正しい場所からテンプレートを選択する必要があります。

テンプレートの作成

テンプレートを作成するには、NPS コンソールを開き、[IP フィルター] などのテンプレートの種類を右クリックして、[新規] をクリックします。 テンプレートの構成に使用できる [新しいテンプレートのプロパティ] ダイアログボックスが開きます。

ローカルでのテンプレートの使用

テンプレートを適用できる NPS コンソール内の場所に移動することにより、[テンプレート管理] で作成したテンプレートを使用できます。 たとえば、RADIUS クライアント構成に適用する新しい共有シークレット テンプレートを作成する場合は、[RADIUS クライアントとサーバー] および [RADIUS クライアント] で [RADIUS クライアントのプロパティ] を開きます。 [既存の共有シークレット テンプレートの選択] で、使用可能なテンプレートのリストから以前に作成したテンプレートを選択します。

NPS の詳細については、「ネットワーク ポリシー サーバー (NPS)」を参照してください。