MultiPoint Services の概要
Windows Server 2016 の MultiPoint Services ロールを使用すると、各自が個別に使い慣れた Windows 環境を持つ複数のユーザーが、1 台のコンピューターを同時に共有できます。ユーザーがセッションにアクセスするには、いくつかの方法があります。 1 つの方法は、任意のデバイスでリモート デスクトップ アプリを使用してサーバーにリモート接続する方法です。 もう 1 つの方法は、MultiPoint サーバーに接続されている物理ステーションを使用する方法です。
コンピューター上のビデオ ポートに直接接続する
特殊な USB ゼロ クライアント (多機能 USB ハブとも呼ばれる) と同様の USB-over-Ethernet デバイスを介して接続する
ローカル エリア ネットワーク (LAN) を経由して接続する
これらの各方法については、このドキュメントで後述する「MultiPoint Services ステーション」で詳しく説明します。
このドキュメントでは、MultiPoint Services をデプロイする予定の場合に考慮する必要がある以下の要素について説明します。
MultiPoint Services システムで使用するデスクトップの種類: セッション、仮想マシン、または Windows PC が必要かどうか?
MultiPoint Services システムのハードウェアを選択する: どのようなハードウェアを選ぶべきか。
ハードウェア要件とパフォーマンスに関する推奨事項: MultiPoint Services にはどのようなハードウェアが必要か。
MultiPoint Services サイト計画: MultiPoint Services とそのステーションを実行しているコンピューターの設置場所と構成。
ネットワークに関する考慮事項とユーザー アカウント: MultiPoint Services システムが展開されるネットワーク環境は、ユーザー アカウントの管理方法に影響する可能性があります。 ご使用のネットワーク環境や ユーザー アカウントの管理方法を考慮する必要があります。
MultiPoint Services を使用したファイルの保存: ユーザー ファイルの保存場所とアクセス方法。