クォータを作成する

クォータは、テンプレートから作成するか、カスタム プロパティを設定して作成することができます。 次の手順では、テンプレートに基づいてクォータを作成する方法について説明します (推奨される手順)。 カスタム プロパティを設定してクォータを作成する必要がある場合、それらのプロパティをテンプレートとして保存して、後で再利用することができます。

クォータを作成するときに、クォータのパスを選択します。これは、記憶域の制限が適用されるボリュームまたはフォルダーです。 対象クォータのパスに対し、テンプレートを使用して次のいずれかの種類のクォータを作成できます。

  • ボリュームまたはフォルダー全体の領域を制限する単一のクォータ。
  • クォータ テンプレートをフォルダーまたはボリュームに割り当てる、自動適用クォータ。 このテンプレートに基づくクォータが、自動的に生成され、すべてのサブフォルダーに適用されます。 自動適用クォータの作成の詳細については、「自動適用クォータを作成する」を参照してください。

注意

テンプレートからのみクォータを作成することにより、個々のクォータではなくテンプレートを更新してクォータを集中管理できます。 テンプレートを更新した後は、変更したテンプレートに基づいて、すべてのクォータに変更を適用できます。 この機能では、すべての更新を 1 か所で集中的に実行できるため、記憶域ポリシーの実装が簡略化されます。

テンプレートに基づいたクォータを作成するには

  1. [クォータの管理] で、[クォータのテンプレート] ノードをクリックします。

  2. 結果のウィンドウで、新しいクォータのベースにするテンプレートを選択します。

  3. このテンプレートを右クリックし、[テンプレートからのクォータを作成] をクリックするか、[操作] ウィンドウで [テンプレートからのクォータを作成] をクリックします。 [クォータの作成] ダイアログ ボックスが開き、クォータ テンプレートの概要プロパティが表示されます。

  4. [クォータのパス] で、クォータを適用するフォルダーへのパスを入力するか、そのフォルダーを参照します。

  5. [パスにクォータを作成する] をクリックします。 クォータ プロパティは、フォルダー全体に適用されます。

    注意

    自動適用クォータを作成するには、[既存と新規のサブフォルダーに自動でテンプレート適用とクォータ作成を行う] をクリックします。 自動適用クォータの詳細については、「自動適用クォータを作成する」を参照してください。

  6. [次のクォータ テンプレートからプロパティを取得する] では、手順 2 で新しいクォータの作成に使用したテンプレートが既に選択されています (別のテンプレートを一覧から選択することもできます)。 テンプレートのプロパティは [クォータ プロパティの概要] の下に表示されます。

  7. Create をクリックしてください。

その他の参照情報