キャッシュ ノードの機能を確認して、正常性とパフォーマンスを監視する

この記事では、キャッシュ ノードが正常に機能し、トラフィックを提供していることを確認する方法について詳しく説明します。 この記事では、キャッシュ ノードを監視する方法についても詳しく説明します。

キャッシュ ノードのインストールが完了したかどうかを確認する

接続済みキャッシュ サーバーにサインインするか、SSH を使用します。 ターミナルから次のコマンドを実行して、実行中のモジュール (コンテナー) を確認します。

sudo iotedge list

iotedge list コマンドのターミナル出力のスクリーンショット。実行中のコンテナーが表示されています。

edgeAgent コンテナーと edgeHub コンテナーが一覧表示されていても、MCC が含まれていない場合は、コマンドを使用してIoT Edge セキュリティ マネージャーの状態を表示します。

sudo iotedge system logs -- -f

たとえば、このコマンドは、コンテナーの開始と停止の現在の状態、またはコンテナーのプルと開始を提供します。

iotedge の journalctl コマンドのターミナル出力。

キャッシュ ノード ソフトウェアがダウンロードを完了してキャッシュを開始するまで、最大 30 分待つ必要がある場合があります。

Azure portalの機能を確認する

Azure portalにサインインし、[概要] ページに移動します。 [ 監視 ] タブを選択して、表示される正常なノードの数を検証して、サーバーの機能を確認します。 異常なノードが表示された場合は、[診断と解決] リンクを選択して問題のトラブルシューティングと解決を行います。

サーバーの機能を確認する

構成を保存した後、コンテナーがデプロイされるまでに数分かかることがあります。

正常に機能している MCC を検証するには、キャッシュ サーバーのターミナルまたはネットワーク内の任意のデバイスで次のコマンドを実行します。 をキャッシュ サーバーの IP アドレスに置き換えます <CacheServerIP>

wget http://<CacheServerIP>/mscomtest/wuidt.gif?cacheHostOrigin=au.download.windowsupdate.com

成功すると、次のようなターミナル出力が表示されます。

HTTP request sent, awaiting response... 200 OK
Length: 969710 (947K) [image/gif]
Saving to: 'wuidt.gif?cacheHostOrigin=au.download.windowsupdate.com'

wuidt.gif?cacheHostOrigin=au.download.windowsupdate.com   100%[========================]

同様に、ネットワーク上の任意のデバイスの Web ブラウザーに次の URL を入力します。

http://<CacheServerIP>/mscomtest/wuidt.gif?cacheHostOrigin=au.download.windowsupdate.com

テストが失敗した場合の詳細については、 FAQ の記事を参照してください。

BGP ルーティング構成を確認する

BGP ルートがキャッシュ ノード用に正しく構成されていることを確認するには、[設定] [キャッシュ ノード] >に移動します。 BGP ルートを確認するキャッシュ ノードを選択します。

[ルーティング情報] で、受信した BGP ルートの状態が True であることを確認します。 IP 領域が正しいことを確認します。 最後に、[BGP ルートのダウンロード] の横にある [JSON のダウンロード] を選択して、キャッシュ ノードが現在アドバタイズしている BGP ルートを表示します。

受信した BGP ルートが False の場合、IP スペースが 0 であるか、BGP ルーティング エラーが発生している場合は、ASNIP アドレスが正しく入力されていることを確認します。

キャッシュ ノードの正常性とパフォーマンスを監視する

Azure portal内には、キャッシュ ノードの正常性とパフォーマンスを監視するために使用できる多数のグラフとグラフがあります。

使用可能なメトリック

Azure portal内では、次の使用可能なメトリックを使用して、カスタム グラフとグラフを構築できます。

メトリック名 説明
キャッシュ効率 キャッシュ効率は、要求されたすべてのバイトで除算されたキャッシュ ヒット バイトの合計として定義されます。 この値 (0 ~ 100%) が大きいほど、キャッシュ ノードの効率が高くなります。
正常なノード 正常と報告されているキャッシュ ノードの数
異常なノード 異常として報告するキャッシュ ノードの数
の最大値 受信トラフィックの最大エグレス (Gbps)
最大出力 送信トラフィックの最大エグレス (Gbps)
の平均 受信トラフィックの平均エグレス (Gbps 単位)
平均出力 送信トラフィックの平均エグレス (Gbps 単位)

カスタム グラフとグラフを作成する方法の詳細については、「 Azure Monitor」を参照してください。

メトリックの監視

キャッシュ ノードに関連付けられているメトリックを表示するには、Azure portal内の [概要>監視] タブに移動します。

[概要] タブにメトリック ビューを表示しているAzure portalのスクリーンショット。

ドロップダウン メニューを使用して、すべてのキャッシュ ノードの正常性とパフォーマンスを監視することも、一度に 1 つずつ監視することもできます。 1 秒あたりのエグレス ビット数グラフには、時間の経過に伴うキャッシュ ノードの受信トラフィックと送信トラフィックが表示されます。 時間範囲 (1 時間、12 時間、1 日、7 日、14 日、30 日) を変更するには、上部のバーで選択した時間範囲を選択します。

キャッシュ ノードのメトリックを表示できない場合は、キャッシュ ノードが異常、非アクティブ、または完全に構成されていない可能性があります。