移行する内容を決定する

既定では、ユーザー状態移行ツール (USMT) は、指定されたファイルの移行 .xml に応じて、「USMT は何を移行しますか?」に記載されている項目を移行します。 これらの既定の設定は、多くの場合、基本的な移行に十分です。

ただし、移行する設定を検討するときは、次の点も考慮してください。

  • ユーザーが構成できる設定 (存在する場合)。
  • 標準化する必要がある設定。

多くの組織は、移行を機会として、より適切に管理された環境を作成し、実施し始めます。 移行前に管理されていないコンピューターでユーザーが構成できる設定の一部は、新しいマネージド コンピューターでロックできます。 たとえば、標準の壁紙とデスクトップの構成は、標準化できる項目の一部です。

複雑さを軽減し、標準化を高めるために、組織は 標準の運用環境 (SOE) の作成を検討する必要があります。 SOE は、すべてのユーザーに配布されるハードウェアとソフトウェアの組み合わせです。 SOE を作成するということは、次のことを選択することを意味します。

  • 標準ハードウェア ドライバーを含むすべてのコンピューターのベースライン。
  • オペレーティング システムのコア機能。
  • 特にボリューム ライセンスを受けている場合は、コア生産性アプリケーション。
  • コア ユーティリティ。
  • 組織の企業ポリシーで説明されているように、セキュリティ機能の標準セット。

SOE を使用すると、移行を大幅に簡素化し、デプロイの全体的な課題を減らすことができます。

このセクションの内容

リンク 説明
ユーザーの識別 移行するユーザーと移行方法を指定するには、コマンド ライン オプションを使用します。
アプリケーションの設定を特定する 移行する必要があるアプリケーションを決定し、移行するアプリケーション設定の一覧を準備します。
オペレーティング システムの設定を特定する 移行を使用して、各対象コンピューターに新しい標準環境を作成します。
ファイルの種類、ファイル、およびフォルダーを識別する 移行する必要がある次の項目の場合:
  • ファイルの種類。
  • ファイルをアップロードしてください。
  • フォルダー。
  • [設定] を選びます。
これらの項目が配置される可能性がある場所を決定します。 次に、例を示します。
  • 標準の既定の OS の場所。
  • 組織が指定した場所。
  • 標準以外の場所。