マイナー アップグレード
マイナー アップグレードは、多くのリソースに変更を加える更新プログラムです。 これらのどの変更でも ProductCode の変更を要求することはできません。 更新プログラムで ProductCode を変更するには、メジャー アップグレードが必要です。 マイナー アップグレードを使用すると新機能やコンポーネントを追加できますが、機能コンポーネント ツリーを再構成することはできません。 マイナー アップグレードは、別の製品を実際に定義することなく製品の差別化を実現します。 一般的なマイナー アップグレードには、以前の小規模な更新プログラムのすべての修正がパッチに結合されて含まれています。 マイナー アップグレードは一般に、サービス パック (SP) の更新プログラムとも呼ばれます。 どの更新プログラムで ProductCode の変更が必要ないかの詳細については、「製品コードの変更」を参照してください。
マイナー アップグレードでは、ProductVersion プロパティが変更されます。 アプリケーションの製品バージョンの変更は、異なる更新プログラムには順序があることを示しています。 たとえば、v 9.0 を v 9.1 に更新するためのパッチが存在し、v 9.1 を v 9.2 にパッチ適用するための別のパッチが存在した場合、インストーラーはパッチを適用する前に製品バージョンをチェックすることによって正しい順序を強制できます。 また、これにより、v 9.1 から v 9.2 へのパッチが v 9.0 に適用されることもなくなります。 パッチの場合は、この順序付けが、パッチ パッケージに含まれている変換に設定された製品バージョン検証ビットを使用して強制されます。
マイナー アップグレードと小規模な更新プログラムは、マイナー アップグレードではパッケージ コードと製品バージョンが変更される点が異なります。 小規模な更新プログラムまたはマイナー アップグレードで処理できる更新プログラムの種類に関するガイドラインについては、「小規模な更新プログラム」を参照してください。 マイナー アップグレードは、完全な製品インストール パッケージまたはパッチ パッケージとして出荷されます。 ただし、マイナー アップグレードでは、新しいバージョンに別のボリューム ラベルを使用することはできません。
マイナー アップグレードを適用する方法については、次のトピックを参照してください。