ユーザー インターフェイス レベル
Windows インストーラーは、複数のレベルの機能を持つ内部ユーザー インターフェイスを作成する機能をパッケージ開発者に提供します。 内部 UI はパッケージの作成者によって作成される必要があるため、完全な UI、縮小された UI、基本的な UI、および [なし] レベルの動作は、インストール パッケージによって異なります。 次の表では、UI レベルに共通する機能について説明します。
UI レベル | 説明 |
---|---|
完全な UI | 内部 UI に作成されたモーダル ダイアログ ボックスとモードレス ダイアログ ボックスを表示します。 作成されたエラー ダイアログ ボックスを表示します。
メモ:モーダル ダイアログ ボックスでは、インストールを続行する前にユーザー入力が必要であり、Dialog テーブルの [属性] 列にモーダル ダイアログ スタイル ビットを設定して指定します。 モードレス ダイアログ ボックスでは、インストールを続行するためにユーザー入力は必要ありません。 完全な UI は、一般的にユーザー インターフェイス ウィザードの動作を示します。 |
縮小された UI | UI に作成されたモードレス ダイアログ ボックスを表示します。 作成されたモーダル ダイアログ ボックスは表示されません。 作成されたエラー ダイアログ ボックスを表示します。 ディスク プロンプト メッセージを表示します。 FilesInUse ダイアログ ボックスを表示します。 |
基本的な UI | 進行状況メッセージを表示する組み込みのモードレス ダイアログ ボックスを表示します。 組み込みのエラー ダイアログ ボックスを表示します。 作成されたダイアログ ボックスは表示されません。 DiskPrompt プロパティ値を含むダイアログ ボックスを表示して、ディスクの挿入をユーザーに求めます。 |
なし | [なし] は、UI を表示しないサイレント インストールを意味します。 |
内部 UI のレベルは、MsiSetInternalUI を使用して設定できます。 インストーラーは、UILevel プロパティを UI の現在のレベルに設定します。
LIMITUI プロパティが設定されている場合、パッケージのインストール時に使用されるユーザー インターフェイス (UI) レベルは Basic に制限されます。
UI 作成の例については、「インストール例」を参照してください。