IAccessible インターフェイス ポインターのエラーの受信
このトピックでは、 IAccessible インターフェイス ポインターのエラーが発生する可能性がある状況について説明します。 IAccessible 関数は、ユーザーがオブジェクトが属するアプリケーションを閉じた場合、またはユーザーがユーザー インターフェイスを介してコントロールを閉じた場合に、 IAccessible インターフェイス ポインターのエラーを返す可能性があります。
ユーザーがアプリケーションを閉じる
ユーザーが、IAccessible インターフェイス ポインターが指していたオブジェクトを含むアプリケーションを閉じると、そのオブジェクトに対する今後のすべての呼び出しでエラー コードが返されます。 CO_E_OBJNOTCONNECTEDなどのエラーは、オブジェクトが存在しなくなったことを示します。 これは、すべての IAccessible インターフェイス ポインターに適用されます。
ユーザーがコントロールを閉じる
ユーザーがコントロールを閉じる (プッシュ ボタンを押すなど) 場合でも、オブジェクトが解放されていないため、クライアントはこのオブジェクトの IAccessible メソッドとプロパティを呼び出すことができます。 ただし、今後の呼び出しではエラー メッセージが表示されます。
この状況は、次の関数とメソッドに適用されます。
- AccessibleObjectFromEvent
- AccessibleObjectFromPoint
- AccessibleObjectFromWindow
- IAccessible::accHitTest
- IAccessible::accNavigate
- IAccessible::get_accFocus
- IAccessible::get_accSelection