テーブル コントロール パターン

プロパティとメソッドに関する情報など、 ITableProvider を実装するためのガイドラインと規則について説明します。 Table コントロール パターンは、子要素のコレクションのコンテナーとして機能するコントロールをサポートするために使用されます。

コンテナー要素の子は ITableItemProvider を 実装し、行と列で走査できる 2 次元の論理座標系で編成する必要があります。 このコントロール パターンは IGridProvider に似ていますが、 ITableProvider を実装するコントロールでは、各子要素の列または行ヘッダーリレーションシップも公開する必要がある点が区別されます。 このコントロール パターンを実装するコントロールの例については、「コントロールの 種類とサポートされているコントロール パターン」を参照してください。

このトピックは、次のセクションで構成されています。

実装のガイドラインと規則

Table コントロール パターンを実装する場合は、次のガイドラインと規則に注意してください。

  • 個々のセルの内容へのアクセスは、 IGridProvider の必須の同時実装によって提供される 2 次元の論理座標系または配列を介して行われます。

  • 列ヘッダーまたは行ヘッダーは、テーブル オブジェクト内に含めることも、テーブル オブジェクトに関連付けられた別のヘッダー オブジェクトにすることもできます。

  • 列ヘッダーと行ヘッダーには、プライマリ ヘッダーだけでなく、任意の補助ヘッダーも含めることができます。

    Note

    この概念は、ユーザーが [名 ] 列を定義している Microsoft Excel スプレッドシートで明らかになります。 この列には、ユーザーによって定義された ヘッダーと、アプリケーションによって割り当てられたその列の英数字の指定を含む 2 つのヘッダーが含まれるようになりました。

     

  • 関連するグリッド機能については、「 グリッド コントロール パターン 」を参照してください。

    次の図は、複雑な列ヘッダーを含むテーブルを示しています。

    複雑な列ヘッダーを含むテーブル

    次の図は、あいまいな ITableProvider::RowOrColumnMajor プロパティを持つテーブルを示しています。

    あいまいな roworcolumnmajor プロパティを持つテーブル

ITableProvider の必須メンバー

ITableProvider インターフェイスを実装するために、次のプロパティとメソッドが必要です。

必須メンバー メンバーの型 メモ
RowOrColumnMajor プロパティ なし
GetColumnHeaders 方法 なし
GetRowHeaders 方法 なし

 

このコントロール パターンには、関連するイベントがありません。

概念

コントロール型とそのサポートされているコントロール パターン

TableItem コントロール パターン

UI オートメーション コントロール パターンの概要

UI オートメーション ツリーの概要