WMI での IPv6 と IPv4 のサポート
WMI IP ルート プロバイダーとネットワーク クラスは、IPv4 アドレスのデータを提供します。 Windows Vista 以降では、WMI は IPv6 ネットワーク機能の制限付きサポートも提供しています。
WMI IP データ
次のクラスでは、IPv4 データのみが提供されます。
- Win32_IP4RouteTable
- Win32_IP4PersistedRouteTable
- Win32_IP4RouteTableEvent
- Win32_ActiveRoute
- Win32_NetworkAdapter
次のクラスは、IPv4 と IPv6 の両方のデータを提供します。
Win32_NetworkAdapterConfiguration
IpAddess プロパティには、IPv6 ネットワーク内のコンピューターの IPv6 アドレスが含まれています。
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Win32_PingStatus は、IPv4 または IPv6 アドレスのデータを返すことができます。
WMI への IPv4 および IPv6 接続
リモート コンピューター上の WMI 名前空間に接続する場合、ターゲット コンピューターは接続しているコンピューターと同じ IP ソフトウェアを実行している必要があります。 たとえば、IWbemLocator::ConnectServer、SWbemLocator.ConnectServer の呼び出しでコンピューター名を使用するか winmgmts
モニカー接続を使用して接続を試行した場合でも、IPv4 を実行しているコンピューターは IPv6 を実行しているコンピューターに接続できません。 逆も当てはまります。IPv6 のみを実行しているコンピューターは、IPv4 のみを実行しているコンピューターに接続できません。
ターゲット コンピューターが IPv4 と IPv6 の両方を実行している場合は、いずれかの IP ソフトウェアを実行しているコンピューターから接続できます。 WMI 名前空間への接続では、コンピューター名か、IPv4 または IPv6 形式の IP アドレスを指定できます。
IPv4 と IPv6 の両方を実行し、IPv4 のみまたは IPv6 のみを実行しているターゲット コンピューターに接続するコンピューターは、ターゲット コンピューターの IP ソフトウェアに適した形式で IP アドレスを指定する必要があります。
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