EnumerateLoadedModules 関数 (dbghelp.h)

指定したプロセスの読み込まれたモジュールを列挙します。

構文

BOOL IMAGEAPI EnumerateLoadedModules(
  [in]           HANDLE                       hProcess,
  [in]           PENUMLOADED_MODULES_CALLBACK EnumLoadedModulesCallback,
  [in, optional] PVOID                        UserContext
);

パラメーター

[in] hProcess

モジュールが列挙されるプロセスへのハンドル。

[in] EnumLoadedModulesCallback

アプリケーション定義のコールバック関数。 詳細については、「 EnumerateLoadedModulesProc64」を参照してください。

[in, optional] UserContext

オプションのユーザー定義データ。 この値はコールバック関数に渡されます。

戻り値

関数が成功した場合、戻り値は TRUE になります

関数が失敗した場合、戻り値は FALSE になります。 拡張エラー情報を取得するには、 GetLastError を呼び出します。

注釈

この関数など、すべての DbgHelp 関数はシングル スレッドです。 そのため、複数のスレッドからこの関数を呼び出すと、予期しない動作やメモリ破損が発生する可能性があります。 これを回避するには、複数のスレッドからのすべての同時呼び出しをこの関数に同期する必要があります。

この関数の Unicode バージョン EnumerateLoadedModulesW64 を呼び出すには、 DBGHELP_TRANSLATE_TCHARを定義します。 EnumerateLoadedModulesW64 は、DbgHelp.h で次のように定義されています。

BOOL
IMAGEAPI
EnumerateLoadedModulesW64(
    __in HANDLE hProcess,
    __in PENUMLOADED_MODULES_CALLBACKW64 EnumLoadedModulesCallback,
    __in PVOID UserContext
    );

#ifdef DBGHELP_TRANSLATE_TCHAR
    #define EnumerateLoadedModules64      EnumerateLoadedModulesW64
#endif

この関数は EnumerateLoadedModules 関数よりも優先されます 。 詳細については、「 プラットフォーム サポートの更新」を参照してください。 EnumerateLoadedModules は、DbgHelp.h で次のように定義されています。

#if !defined(_IMAGEHLP_SOURCE_) && defined(_IMAGEHLP64)
#define EnumerateLoadedModules EnumerateLoadedModules64
#else
BOOL
IMAGEAPI
EnumerateLoadedModules(
    __in HANDLE hProcess,
    __in PENUMLOADED_MODULES_CALLBACK EnumLoadedModulesCallback,
    __in_opt PVOID UserContext
    );
#endif

要件

要件
対象プラットフォーム Windows
ヘッダー dbghelp.h
Library Dbghelp.lib
[DLL] Dbghelp.dll
再頒布可能パッケージ DbgHelp.dll 5.1 以降

こちらもご覧ください

DbgHelp 関数

EnumerateLoadedModulesProc64