RestoreMonitorFactoryDefaults 関数 (highlevelmonitorconfigurationapi.h)
警告
物理モニター構成機能は、I2C インターフェース上で VESA モニター制御コマンド・セット (MCCS) 標準を使用して動作します。 多くのモニターでは、その標準が完全に実装されていません。そのため、これらのコマンドを使用すると、未定義のモニター動作が発生する可能性があります。 これらの関数は、意図したとおりに動作することを物理的に検証せずに、任意のモニターに使用することはお勧めしません。
モニターの設定を工場出荷時の既定値に戻します。
構文
_BOOL RestoreMonitorFactoryDefaults(
[in] HANDLE hMonitor
);
パラメーター
[in] hMonitor
物理モニターへのハンドル。 モニター ハンドルを取得するには、 GetPhysicalMonitorsFromHMONITOR または GetPhysicalMonitorsFromIDirect3DDevice9 を呼び出します。
戻り値
関数が成功した場合、戻り値は TRUE になります。 関数が失敗した場合、戻り値は FALSE になります。 詳細なエラー情報を得るには、GetLastError を呼び出します。
解説
この関数は、高レベルのモニター構成関数でサポートされているすべての設定を復元します。 また、低レベル関数でのみ使用でき、高レベル関数ではサポートされていない設定を復元することもできます。 各設定の現在の値は、出荷時の既定値に変更されます。 変更する正確な設定と、それらの設定の既定値は、製造元によって異なります。 この関数は、一部の設定でサポートされている値の範囲を変更することもできます。
この関数がサポートされている場合、 GetMonitorCapabilities 関数は MC_CAPS_RESTORE_FACTORY_DEFAULTS フラグを返します。
この関数の戻り時間は約 5 秒です。
GetMonitorCapabilities が MC_RESTORE_FACTORY_DEFAULTS_ENABLES_MONITOR_SETTINGS フラグを返す場合、この関数では、高レベル関数でサポートされているすべてのモニター設定も有効になります。 低レベル関数を呼び出すことによって、アプリケーションで特定の設定を無効にできる場合があります。 また、モニターの物理コントロール パネルの設定を調整することで、ユーザーが特定の設定を無効にすることもできます。 その場合は、コントロール パネルまたは RestoreMonitorFactoryDefaults を呼び出すことによってのみ、設定を再度有効にすることができます。 高レベル関数を使用して設定を無効にすることはできません。
要件
サポートされている最小のクライアント | Windows Vista [デスクトップ アプリのみ] |
サポートされている最小のサーバー | Windows Server 2008 [デスクトップ アプリのみ] |
対象プラットフォーム | Windows |
ヘッダー | highlevelmonitorconfigurationapi.h |
Library | Dxva2.lib |
[DLL] | Dxva2.dll |