ISyncMgrEventStore インターフェイス (syncmgr.h)
既定の同期センター イベント ストアを使用する代わりに、ハンドラーが独自のイベント ストアを提供し、独自の同期イベントを管理できるようにするメソッドを公開します。 これらのイベントは、[同期結果] フォルダーに表示されます。
継承
ISyncMgrEventStore インターフェイスは、IUnknown インターフェイスから継承されます。 ISyncMgrEventStore には、次の種類のメンバーもあります。
メソッド
ISyncMgrEventStore インターフェイスには、これらのメソッドがあります。
ISyncMgrEventStore::GetEvent 指定したイベント オブジェクトを取得します。 |
ISyncMgrEventStore::GetEventCount イベント数を取得します。 |
ISyncMgrEventStore::GetEventEnumerator ハンドラーのイベントの列挙子を取得します。 |
ISyncMgrEventStore::RemoveEvent 指定したとおりにイベントを削除します。 |
注釈
実装するタイミング
Sync Center には、ハンドラーがイベントをレポートするために使用できる既定のイベント ストアが用意されており、イベントが [同期結果] フォルダーに表示されます。 コンポーネントが既にイベントをログに記録している場合は、そのハンドラーのイベントを列挙する独自のイベント ストアを提供する方が便利な場合があります。 その場合のイベント ストアは、コンポーネントによってログに記録されたイベントを、Sync Center で使用できるフォームに変換するだけです。Sync Center は、最初に ISyncMgrHandler::GetCapabilities によって返されたマスクを調べて、SYNCMGR_HCM_EVENT_STORE フラグのイベント ストアをハンドラーに要求します。 この値が存在する場合、Sync Center は ISyncMgrHandler::GetObject をSYNCMGR_OBJECTID_EventStore値で呼び出します。 ハンドラーは、 ISyncMgrSyncItem::GetCapabilities から返されるマスクに SYNCMGR_ICM_EVENT_STORE フラグを設定することで、アイテムでフィルター処理されたイベント ストアを提供することもできます。
イベントがイベント ストアに追加された場合、ハンドラー (または関連コンポーネント) は ISyncMgrControl::UpdateEvents を呼び出して、同期結果フォルダーとエラー数を更新できるようにする必要があります。
要件
要件 | 値 |
---|---|
サポートされている最小のクライアント | Windows Vista [デスクトップ アプリのみ] |
サポートされている最小のサーバー | Windows Server 2008 [デスクトップ アプリのみ] |
対象プラットフォーム | Windows |
ヘッダー | syncmgr.h |