timeGetTime 関数 (timeapi.h)
timeGetTime 関数は、システム時刻をミリ秒単位で取得します。 システム時刻は、Windows が開始されてから経過した時間です。
構文
DWORD timeGetTime();
戻り値
システム時刻をミリ秒単位で返します。
注釈
この関数と timeGetSystemTime 関数の唯一の違いは、 timeGetSystemTime が MMTIME 構造体を使用してシステム時刻を返す点です。 timeGetTime 関数は、timeGetSystemTime よりもオーバーヘッドが少なくなります。
timeGetTime 関数によって返される値は DWORD 値であることに注意してください。 戻り値は 2^32 ミリ秒ごとに約 0 に折り返されます。これは約 49.71 日です。 これにより、計算で timeGetTime の戻り値を直接使用するコードで問題が発生する可能性があります。特に、コードの実行を制御するために値が使用されます。 計算では、常に 2 つの timeGetTime 戻り値の差を使用する必要があります。
timeGetTime 関数の既定の有効桁数は、コンピューターに応じて 5 ミリ秒以上にすることができます。 timeBeginPeriod 関数と timeEndPeriod 関数を使用して、timeGetTime の精度を高めることができます。 その場合、 timeGetTime によって返される連続する値の最小差は、 timeBeginPeriod と timeEndPeriod を使用して設定された最小期間の値と同じ大きさになります。 QueryPerformanceCounter 関数と QueryPerformanceFrequency 関数を使用して、短い時間間隔を高解像度で測定します。
要件
要件 | 値 |
---|---|
サポートされている最小のクライアント | Windows 2000 Professional [デスクトップ アプリのみ] |
サポートされている最小のサーバー | Windows 2000 Server [デスクトップ アプリのみ] |
対象プラットフォーム | Windows |
ヘッダー | timeapi.h (Windows.h を含む) |
Library | Winmm.lib |
[DLL] | Winmm.dll |