WsAbandonCall 関数 (webservices.h)

指定した サービス プロキシで指定した呼び出しを破棄します。

構文

HRESULT WsAbandonCall(
  [in]           WS_SERVICE_PROXY *serviceProxy,
  [in]           ULONG            callId,
  [in, optional] WS_ERROR         *error
);

パラメーター

[in] serviceProxy

呼び出しを破棄するサービス プロキシを表す WS_SERVICE_PROXY 構造体へのポインター。

[in] callId

破棄する呼び出しの ID。 「解説」を参照してください。

[in, optional] error

関数が失敗した場合に追加のエラー情報を受け取る WS_ERROR 構造体へのポインター。

戻り値

関数が成功すると、NO_ERRORが返されます。それ以外の場合は、HRESULT エラー コードが返されます。

リターン コード 説明
WS_E_INVALID_OPERATION
この操作では、サービス プロキシの現在の状態が無効です。
E_INVALIDARG
NULL サービス プロキシが関数に渡されました。

解説

呼び出しは、呼び出し ID によって識別されます。 この呼び出し ID は、WS_CALL_PROPERTY_ID列挙のWS_CALL_PROPERTY_CALL_ID値によって呼び出し 関連付けられます。

呼び出し ID が 0 の場合、サービス プロキシで保留中のすべての呼び出しは破棄されます。 詳細については、次のトピックを参照してください。

呼び出しに関連付けられている実際の I/O は取り消されないことに注意してください。 サービス プロキシは、呼び出しが破棄された場合でも、呼び出しを完了するためにリソースを保持します。

これにより、サーバーがクライアントへの応答が遅く、クライアント アプリケーションが同じ呼び出しを再度行うために 1 回だけ呼び出しを破棄した場合と同様に、アプリケーションが呼び出しを破棄し続けると、リソースの消費が悪化します。

要件

   
サポートされている最小のクライアント Windows 7 [デスクトップ アプリ |UWP アプリ]
サポートされている最小のサーバー Windows Server 2008 R2 [デスクトップ アプリ |UWP アプリ]
対象プラットフォーム Windows
ヘッダー webservices.h
Library WebServices.lib
[DLL] WebServices.dll