FindFirstStreamTransactedW 関数 (winbase.h)

[Microsoft では、開発者がアプリケーションのニーズを達成するために代替手段を利用することを強くお勧めします。 TxF が開発された多くのシナリオは、よりシンプルで利用しやすい手法で実現できます。 また、将来のバージョンの Microsoft Windows では TxF を使用できない場合があります。 詳細、および TxF の代替手段については、「トランザクション NTFS の使用の代替手段」を参照してください。]

トランザクション操作として、指定したファイルまたはディレクトリの最初のストリームを列挙します。

構文

HANDLE FindFirstStreamTransactedW(
  [in]  LPCWSTR            lpFileName,
  [in]  STREAM_INFO_LEVELS InfoLevel,
  [out] LPVOID             lpFindStreamData,
        DWORD              dwFlags,
  [in]  HANDLE             hTransaction
);

パラメーター

[in] lpFileName

完全修飾ファイル名。

ファイルはローカル コンピューターに存在する必要があります。それ以外の場合、関数は失敗し、最後のエラー コードは ERROR_TRANSACTIONS_UNSUPPORTED_REMOTE (6805) に設定されます。

[in] InfoLevel

返されるデータの情報レベル。 このパラメーターは、 STREAM_INFO_LEVELS 列挙型の値の 1 つです。

[out] lpFindStreamData

ファイル データを受け取るバッファーへのポインター。 このデータの形式は 、InfoLevel パラメーターの値によって異なります。

dwFlags

将来利用するために予約されています。 このパラメーターは 0 である必要があります。

[in] hTransaction

トランザクションのハンドル。 このハンドルは、 CreateTransaction 関数によって返されます。

戻り値

関数が成功した場合、戻り値は FindNextStreamW 関数の後続の呼び出しで使用できる検索ハンドルです。

失敗した場合の戻り値は、INVALID_HANDLE_VALUE です。 詳細なエラー情報を得るには、GetLastError を呼び出します。

解説

すべてのファイルに既定のデータ ストリームが含まれています。 NTFS では、ファイルに 1 つ以上の名前付きデータ ストリームを含めることもできます。 FAT ファイル システムでは、ファイルに既定のデータ ストリームを含めることはできません。そのため、FAT ファイルシステム ファイルで使用した場合、この関数は有効な結果を返しません。 この関数は、ハード リンクをサポートするすべてのファイル システムで機能します。それ以外の場合、関数は ERROR_STATUS_NOT_IMPLEMENTED (6805) を返します。

FindFirstStreamTransactedW 関数は、検索ハンドルを開き、指定したファイルまたはディレクトリ内の最初のストリームに関する情報を返します。 ファイルの場合、これは常に既定のデータ ストリームである ::$DATAです。 検索ハンドルが確立されたら、 FindNextStreamW 関数でそれを使用して、指定したファイルまたはディレクトリ内の他のストリームを検索します。 検索ハンドルが不要になったら、 FindClose 関数を使用して閉じる必要があります。

Windows 8 と Windows Server 2012 では、この関数は、次のテクノロジによってサポートされています。

SMB 3.0 は TxF をサポートしていません。

要件

関連項目

File Management 関数

FindClose

FindNextStreamW

STREAM_INFO_LEVELS

トランザクション NTFS

WIN32_FIND_STREAM_DATA