GdiSetBatchLimit 関数 (wingdi.h)
GdiSetBatchLimit 関数は、呼び出し元スレッドの現在のバッチに累積できる関数呼び出しの最大数を設定します。 この制限を超えると、システムは現在のバッチをフラッシュします。
構文
DWORD GdiSetBatchLimit(
[in] DWORD dw
);
パラメーター
[in] dw
設定するバッチ制限を指定します。 値 0 は、既定の制限を設定します。 値が 1 の場合、バッチ処理は無効になります。
戻り値
関数が成功した場合、戻り値は以前のバッチ制限です。
関数が失敗した場合は、0 を返します。
解説
現在のバッチでは、ブール値を返す GDI 描画関数のみを累積できます。他の GDI 関数への呼び出しは、現在のバッチをすぐにフラッシュします。 バッチ制限を超えるか、 GdiFlush 関数を呼び出すと、現在のバッチもフラッシュされます。
システムが関数呼び出しを蓄積すると、関数は TRUE を 返してバッチ内であることを示します。 システムが現在のバッチをフラッシュし、2 回目に関数を実行すると、関数が成功するかどうかに応じて、戻り値は TRUE または FALSE になります。 この 2 番目の戻り値は、 GdiFlush を使用してバッチをフラッシュする場合にのみ報告されます。
メモ バッチ制限は、スレッドごとに個別に保持されます。 バッチ処理を完全に無効にするには、各スレッドの初期化中に GdiSetBatchLimit (1) を呼び出します。
要件
サポートされている最小のクライアント | Windows 2000 Professional [デスクトップ アプリのみ] |
サポートされている最小のサーバー | Windows 2000 Server [デスクトップ アプリのみ] |
対象プラットフォーム | Windows |
ヘッダー | wingdi.h (Windows.h を含む) |
Library | Gdi32.lib |
[DLL] | Gdi32.dll |