SI_ACCESS 構造体 (aclui.h)
SI_ACCESS構造体には、セキュリティ保護可能なオブジェクトのアクセス権または既定のアクセス マスクに関する情報が含まれています。 ISecurityInformation::GetAccessRights メソッドは、この構造体を使用して、アクセス制御エディターがプロパティ ページの初期化に使用する情報を指定します。
構文
typedef struct _SI_ACCESS {
const GUID *pguid;
ACCESS_MASK mask;
LPCWSTR pszName;
DWORD dwFlags;
} SI_ACCESS, *PSI_ACCESS;
メンバー
pguid
アクセス権または既定のアクセス マスクが適用されるオブジェクトの種類を識別する GUID 構造体へのポインター。 GUID は、オブジェクトのプロパティ セットまたはプロパティ、または オブジェクトに含めることができる子オブジェクトの型を識別できます。
このメンバーがGUID_NULLを指している場合、アクセス権はオブジェクト自体に適用されます。
mask
この構造体によって記述されるアクセス権を指定するビットマスク。 マスクには、標準権限と特定の権限の任意の組み合わせを含めることができますが、GENERIC_ALLなどの一般的な権限は含めてはいけません。
pszName
アクセス権を記述する表示文字列を含む null で終わる Unicode 文字列へのポインター。
または、 pszName に MAKEINTRESOURCE マクロによって返される文字列リソース識別子を指定することもできます。 文字列リソースを含むモジュールを識別するには、 ISecurityInformation::GetObjectInformation メソッドを使用します。
dwFlags
アクセス権が表示される場所を示すビット フラグのセット。 このメンバーは、次の組み合わせにすることができます。
値 | 意味 |
---|---|
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アクセス権は、高度なセキュリティ ページに表示されます。 |
|
アクセス権は、基本的なセキュリティ ページに表示されます。 |
|
コンテナーにのみ適用されるアクセス権を示します。 このフラグが設定されている場合、 ISecurityInformation::GetObjectInformation メソッドでSI_CONTAINER フラグが指定されている場合にのみ、アクセス権が基本セキュリティ ページに表示されます。 |
|
プロパティ固有のアクセス権を示します。 SI_EDIT_PROPERTIESで使用されます。 |
このメンバーは、次のフラグの組み合わせを指定して、他のコンテナーまたはオブジェクトがアクセス権を継承できるかどうかを示すこともできます。
要件
要件 | 値 |
---|---|
サポートされている最小のクライアント | Windows XP (デスクトップ アプリのみ) |
サポートされている最小のサーバー | Windows Server 2003 (デスクトップ アプリのみ) |
Header | aclui.h |