D3D12_CONSERVATIVE_RASTERIZATION_TIER列挙 (d3d12.h)

保守的なラスター化の階層レベルを識別します。

構文

typedef enum D3D12_CONSERVATIVE_RASTERIZATION_TIER {
  D3D12_CONSERVATIVE_RASTERIZATION_TIER_NOT_SUPPORTED = 0,
  D3D12_CONSERVATIVE_RASTERIZATION_TIER_1 = 1,
  D3D12_CONSERVATIVE_RASTERIZATION_TIER_2 = 2,
  D3D12_CONSERVATIVE_RASTERIZATION_TIER_3 = 3
} ;

定数

 
D3D12_CONSERVATIVE_RASTERIZATION_TIER_NOT_SUPPORTED
値: 0
保守的なラスター化はサポートされていません。
D3D12_CONSERVATIVE_RASTERIZATION_TIER_1
値: 1
階層 1 では、最大 1/2 ピクセルの不確定領域が強制され、ポストスナップ縮退がサポートされません。 これは、タイル レンダリング、テクスチャ アトラス、ライト マップの生成、およびサブピクセル シャドウ マップに適しています。
D3D12_CONSERVATIVE_RASTERIZATION_TIER_2
値: 2
階層 2 では、最大不確定領域が 1/256 に縮小され、ポストスナップ縮退のカリングを行わないことが求められます。 この階層は、CPU ベースのアルゴリズムの高速化 (ボクセル化など) に役立ちます。
D3D12_CONSERVATIVE_RASTERIZATION_TIER_3
値: 3
階層 3 では、最大 1/256 の不確定領域が保持され、内側の入力カバレッジのサポートが追加されます。 内側の入力カバレッジにより、新しい値 SV_InnerCoverage が高レベル シェーディング言語 (HLSL) に追加されます。 これは、ピクセル シェーダーへの入力時に指定できる 32 ビットのスカラー整数であり、過小評価された保守的なラスター化情報 (つまり、ピクセルが完全にカバーされているかどうか) を表します。 この階層は、オクルージョン カリングに有用です。

注釈

この列挙型は、 D3D12_FEATURE_DATA_D3D12_OPTIONS 構造体によって使用されます。

要件

要件
Header d3d12.h

こちらもご覧ください

保守的なラスター化

コア列挙

D3D12_CONSERVATIVE_RASTERIZATION_MODE