MapDebugInformation 関数 (dbghelp.h)
イメージのデバッグ情報へのアクセスを取得します。
構文
PIMAGE_DEBUG_INFORMATION IMAGEAPI MapDebugInformation(
[in, optional] HANDLE FileHandle,
[in] PCSTR FileName,
[in, optional] PCSTR SymbolPath,
[in] ULONG ImageBase
);
パラメーター
[in, optional] FileHandle
開いている実行可能イメージまたは NULL へのハンドル。
[in] FileName
実行可能イメージ ファイルまたは NULL の名前。
[in, optional] SymbolPath
シンボル ファイルが配置されているパス。 パスには、セミコロンで区切られた複数のパスを指定できます。 シンボル パスを取得するには、 SymGetSearchPath 関数を使用します。
[in] ImageBase
イメージまたはゼロのベース アドレス。
戻り値
関数が成功した場合、戻り値は IMAGE_DEBUG_INFORMATION 構造体へのポインターです。
関数が失敗した場合は、返される値は NULL です。 拡張エラー情報を取得するには、 GetLastError を呼び出します。
注釈
MapDebugInformation 関数は、イメージのデバッグ情報へのアクセスを取得するために使用されます。 デバッグ情報は、イメージまたはシンボル ファイルから抽出され、 IMAGE_DEBUG_INFORMATION 構造体に配置されます。 この構造体はライブラリによって割り当てられ、 UnmapDebugInformation 関数を使用して割り当てを解除する必要があります。 構造体のメモリはプロセスの既定のヒープに含まれていないため、メモリ割り当て解除ルーチンを使用して解放しようとすると失敗します。
この関数など、すべての DbgHelp 関数はシングル スレッドです。 そのため、複数のスレッドからこの関数を呼び出すと、予期しない動作やメモリ破損が発生する可能性があります。 これを回避するには、複数のスレッドからのすべての同時呼び出しをこの関数に同期する必要があります。
要件
要件 | 値 |
---|---|
対象プラットフォーム | Windows |
ヘッダー | dbghelp.h |
Library | Dbghelp.lib |
[DLL] | Dbghelp.dll |
再頒布可能パッケージ | DbgHelp.dll 5.1 以降 |