IDCompositionTransform インターフェイス (dcomp.h)

ビジュアル サブツリーの座標空間を変更するために使用できる 2D 変換を表します。

継承

IDCompositionTransform インターフェイスは、IDCompositionTransform3D インターフェイスから継承されます。

注釈

IDCompositionTransform インターフェイスは、2D アフィン変換を表す抽象インターフェイスです。 変換は、変換が関連付けられているビジュアルにルート化されたビジュアル サブツリー全体に影響します。 変換オブジェクトは、複数のビジュアルに関連付けることができます。 変換オブジェクトが変更されると、影響を受けるすべてのビジュアルが再計算され、変更が反映されます。

変換は、ビジュアル上のすべてのレンダリング操作の座標系を変更することによって動作します。 たとえば、通常、ビジュアルに関連付けられているビットマップは位置 (0,0) で描画され、ビットマップの全幅と高さを拡張します。 変換変換が適用されている場合、ビットマップはその変換によってオフセットされた位置に描画されます。 スケール変換が適用されている場合、ビットマップでカバーされるエクステントはスケール変換の影響を受けます。 IDCompositionDevice::CreateTransformGroup インターフェイスを使用して、ビジュアルに複数の変換を同時に適用できます。

要件

   
サポートされている最小のクライアント Windows 8 [デスクトップ アプリのみ]
サポートされている最小のサーバー Windows Server 2012 [デスクトップ アプリのみ]
対象プラットフォーム Windows
ヘッダー dcomp.h

こちらもご覧ください

IDCompositionVisual::SetTransform