IPart::EnumPartsOutgoing メソッド (devicetopology.h)
EnumPartsOutgoing メソッドは、すべての発信部分 (つまり、このパーツから下流にあるデータ パスに存在する部分) の一覧を取得します。
構文
HRESULT EnumPartsOutgoing(
[out] IPartsList **ppParts
);
パラメーター
[out] ppParts
メソッドが IPartsList インターフェイスのアドレスを書き込むポインター変数へのポインター。このインターフェイスは、このパーツから直ちに下流にあるパーツの一覧をカプセル化します。 このメソッドを使用して、呼び出し元はインターフェイスへのカウントされた参照を取得します。 呼び出し元は、インターフェイスの Release メソッドを呼び出すことによって、不要になったときにインターフェイスを 解放 する役割を担います。 EnumPartsOutgoing 呼び出しが失敗した場合、*ppParts は NULL です。
戻り値
メソッドが成功した場合は、S_OK を返します。 失敗した場合、次の表に示す値が含まれますが、これに限定されません。
リターン コード | 説明 |
---|---|
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ポインター ppParts は NULL です。 |
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このパーツには、ダウンストリーム パーツへのリンクはありません。 |
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メモリが不足しています。 |
注釈
クライアント アプリケーションは、トラバーサルの各ステップでこのメソッドを繰り返し呼び出して、現在のパーツから直ちに下流にあるパーツの一覧を取得することで、オーディオ データ フローの方向にデバイス トポロジを走査できます。
このパーツにダウンストリーム パーツへのリンクがない場合、メソッドはエラー コード E_NOTFOUNDを返し、パーツ一覧を作成しません (*ppParts は NULL です)。 たとえば、 IPart インターフェイスが、データがデバイス トポロジを終了するコネクタを表す場合、メソッドはこのエラー コードを返します。
EnumPartsOutgoing メソッドを使用するコード例については、デバイス トポロジでの SelectCaptureDevice 関数の実装に関するページを参照してください。
要件
要件 | 値 |
---|---|
サポートされている最小のクライアント | Windows Vista [デスクトップ アプリのみ] |
サポートされている最小のサーバー | Windows Server 2008 [デスクトップ アプリのみ] |
対象プラットフォーム | Windows |
ヘッダー | devicetopology.h |