DXGI_FRAME_STATISTICS_MEDIA構造体 (dxgi1_3.h)

アプリのカスタムの現在の期間 (カスタム更新レート) のシステム承認を確認するために使用されます。 承認は、フレーム単位で継続的に検証する必要があります。

構文

typedef struct DXGI_FRAME_STATISTICS_MEDIA {
  UINT                         PresentCount;
  UINT                         PresentRefreshCount;
  UINT                         SyncRefreshCount;
  LARGE_INTEGER                SyncQPCTime;
  LARGE_INTEGER                SyncGPUTime;
  DXGI_FRAME_PRESENTATION_MODE CompositionMode;
  UINT                         ApprovedPresentDuration;
} DXGI_FRAME_STATISTICS_MEDIA;

メンバー

PresentCount

型: UINT

コンピューターの起動後にイメージがモニターに表示された回数の合計を表す 値です。

メモ イメージがモニターに表示された回数は、 IDXGISwapChain::P resent または IDXGISwapChain1::Present1 を呼び出した回数と必ずしも同じではありません。
 

PresentRefreshCount

型: UINT

最後のイメージがモニターに表示され、コンピューターの起動後に発生した v ブランクの実行合計数を表す値 (スワップ チェーンが作成されてからウィンドウ モードの場合)。

SyncRefreshCount

型: UINT

スケジューラが QueryPerformanceCounter を呼び出してマシン時間を最後にサンプリングしたとき、およびコンピューターの起動後 (スワップ チェーンが作成されてからウィンドウ モードの場合) に発生した、v ブランクの実行合計数を表す値。

SyncQPCTime

種類: LARGE_INTEGER

高解像度パフォーマンス カウンター タイマーを表す 値。 この値は、 QueryPerformanceCounter 関数によって返される値と同じです。

SyncGPUTime

種類: LARGE_INTEGER

予約済み。 常に 0 を返します。

CompositionMode

種類: DXGI_FRAME_PRESENTATION_MODE

コンポジション表示モードを示す値。 この値は、アプリでデコード スワップ チェーンを引き続き使用する必要があるかどうかを判断するために使用されます。 「DXGI_FRAME_PRESENTATION_MODE」を参照してください。

ApprovedPresentDuration

型: UINT

システムがアプリのカスタムの現在の期間要求を承認した場合、このフィールドは承認済みのカスタムの現在の期間に設定されます。

アプリのカスタムの現在の期間要求が承認されていない場合、このフィールドは 0 に設定されます。

解説

この構造体は 、GetFrameStatisticsMedia メソッドと共に使用されます。

要件

   
Header dxgi1_3.h

関連項目

DXGI 構造体

IDXGISwapChainMedia