FCIAddFile 関数 (fci.h)

FCIAddFile は、構築中のキャビネットにファイルを追加します。

構文

BOOL DIAMONDAPI FCIAddFile(
  [in] HFCI                 hfci,
  [in] LPSTR                pszSourceFile,
  [in] LPSTR                pszFileName,
  [in] BOOL                 fExecute,
  [in] PFNFCIGETNEXTCABINET pfnfcignc,
  [in] PFNFCISTATUS         pfnfcis,
  [in] PFNFCIGETOPENINFO    pfnfcigoi,
  [in] TCOMP                typeCompress
);

パラメーター

[in] hfci

FCICreate 関数によって返される有効な FCI コンテキスト ハンドル。

[in] pszSourceFile

追加するファイルの名前。この値にはパス情報が含まれている必要があります。

[in] pszFileName

キャビネットにファイルを格納する名前。

[in] fExecute

TRUE に設定すると、抽出時にファイルが実行されます。

[in] pfnfcignc

作成する次のキャビネットの仕様を取得するアプリケーション定義のコールバック関数へのポインター。 関数は 、FNFCIGETNEXTCABINET マクロを使用して宣言する必要があります。

[in] pfnfcis

ユーザーが使用できる進行状況情報を更新するためのアプリケーション定義のコールバック関数へのポインター。 関数は FNFCISTATUS マクロを使用して宣言する必要があります。

[in] pfnfcigoi

ファイルを開き、ファイルの日付、時刻、および属性を取得するためのアプリケーション定義のコールバック関数へのポインター。 関数は 、FNFCIGETOPENINFO マクロを使用して宣言する必要があります。

[in] typeCompress

使用する圧縮の種類。

メモ LZX 圧縮を示すには、 TCOMPfromLZXWindow マクロを 使用します。
 
意味
tcompTYPE_NONE
0x0000
圧縮なし。
tcompTYPE_MSZIP
0x0001
Microsoft ZIP 圧縮。

戻り値

関数が成功すると、 TRUE が返されます。それ以外の場合は FALSE

拡張エラー情報は、FCI コンテキストの作成に使用される ERF 構造体で提供されます。

解説

設定すると、_A_EXEC属性が CAB のファイル エントリに追加されます。 このメカニズムは、一部の Microsoft 自己抽出実行可能ファイルで使用され、任意のカスタム抽出アプリケーションでこの目的で使用できます。

要件

   
対象プラットフォーム Windows
ヘッダー fci.h
Library Cabinet.lib
[DLL] Cabinet.dll

関連項目

FCICreate