Graphics::D rawString(constWCHAR*,INT,constFont*,constPointF&,constBrush*) メソッド (gdiplusgraphics.h)

Graphics::D rawString メソッドは、フォントと文字列の原点に基づいて文字列を描画します。

構文

Status DrawString(
  [in]      const WCHAR    *string,
  [in]      INT            length,
  [in]      const Font     *font,
  [in, ref] const PointF & origin,
  [in]      const Brush    *brush
);

パラメーター

[in] string

型: const WCHAR*

描画するワイド文字列へのポインター。

[in] length

型: INT

文字列配列内の文字数を指定する整数。 文字列が null で終了する場合は、 length パラメーターを –1 に設定できます。

[in] font

種類: const Font*

使用するフォント属性 (ファミリ名、サイズ、フォントのスタイル) を指定する Font オブジェクトへのポインター。

[in, ref] origin

型: const PointF

文字列の開始点を指定する PointF オブジェクトへの参照。

[in] brush

種類: const Brush*

文字列の塗りつぶしに使用される Brush オブジェクトへのポインター。

戻り値

種類: 状態

メソッドが成功した場合は、 Status 列挙の要素である Ok を返します。

メソッドが失敗した場合は、 Status 列挙体の他の要素のいずれかを返します。

注釈

GDI+ では、TrueType アウトラインのない PostScript フォントまたは OpenType フォントはサポートされないことに注意してください。

GDI+ API を使用する場合、アプリケーションで信頼されていないソースから任意のフォントをダウンロードできないようにする必要があります。 オペレーティング システムでは、インストールされているすべてのフォントが信頼されるように、管理者特権が必要です。

次の例では、指定した原点に文字列を描画します。

VOID Example_DrawString2(HDC hdc)
{
   Graphics graphics(hdc);

   // Create a string.
   WCHAR string[] = L"Sample Text";

   // Initialize arguments.
   Font myFont(L"Arial", 16);
   PointF origin(0.0f, 0.0f);
   SolidBrush blackBrush(Color(255, 0, 0, 0));

   // Draw string.
   graphics.DrawString(
   string,
   11,
   &myFont,
   origin,
   &blackBrush);
}

要件

   
サポートされている最小のクライアント Windows XP、Windows 2000 Professional [デスクトップ アプリのみ]
サポートされている最小のサーバー Windows 2000 Server [デスクトップ アプリのみ]
対象プラットフォーム Windows
ヘッダー gdiplusgraphics.h (Gdiplus.h を含む)
Library Gdiplus.lib
[DLL] Gdiplus.dll

こちらもご覧ください

フォント

グラフィックス

Graphicspath

Solidbrush