Image::RemovePropertyItem メソッド (gdiplusheaders.h)
Image::RemovePropertyItem メソッドは、この Image オブジェクトからプロパティ項目 (メタデータの一部) を削除します。
構文
Status RemovePropertyItem(
[in] PROPID propId
);
パラメーター
[in] propId
型: PROPID
削除するプロパティ項目を識別する整数。
戻り値
種類: 状態
メソッドが成功した場合は、 Status 列挙の要素である Ok を返します。
メソッドが失敗した場合は、 Status 列挙体の他の要素のいずれかを返します。
解説
Image::RemovePropertyItem メソッドは、指定したプロパティを Image オブジェクトから削除しますが、そのプロパティ項目は Image オブジェクトの構築に使用されたファイルまたはストリームから削除されません。 新しい JPEG ファイルまたはストリームに画像を (プロパティ項目を削除して) 保存するには、Image オブジェクトの Save メソッドを呼び出します。
例
次の例では、JPEG ファイルに基づいて Image オブジェクトを作成します。 このコードでは、Image::RemovePropertyItem メソッドを呼び出して、Image オブジェクトから PropertyTagEquipMake プロパティ項目を削除します。 このコードでは 、Image::GetPropertyItemSize を 2 回 (項目の削除前と削除後に 1 回) 呼び出して、PropertyTagEquipMake プロパティ項目のサイズを決定します。 このコードでは、イメージ ファイルからプロパティ項目は削除されません。 Image オブジェクトからのみプロパティ項目を削除します。
#include <windows.h>
#include <gdiplus.h>
#include <stdio.h>
using namespace Gdiplus;
INT main()
{
GdiplusStartupInput gdiplusStartupInput;
ULONG_PTR gdiplusToken;
GdiplusStartup(&gdiplusToken, &gdiplusStartupInput, NULL);
Image* image = new Image(L"FakePhoto3.jpg");
UINT size = 0;
size = image->GetPropertyItemSize(PropertyTagEquipMake);
printf("The size of the PropertyTagEquipMake item is %u.\n", size);
image->RemovePropertyItem(PropertyTagEquipMake);
size = image->GetPropertyItemSize(PropertyTagEquipMake);
printf("The size of the PropertyTagEquipMake item is %u.\n", size);
delete image;
GdiplusShutdown(gdiplusToken);
return 0;
}
上記のコードは、特定のファイルと共に FakePhoto3.jpg、次の出力を生成しました。
The size of the PropertyTagEquipMake item is 33.
The size of the PropertyTagEquipMake item is 0.
要件
サポートされている最小のクライアント | Windows XP、Windows 2000 Professional [デスクトップ アプリのみ] |
サポートされている最小のサーバー | Windows 2000 Server [デスクトップ アプリのみ] |
対象プラットフォーム | Windows |
ヘッダー | gdiplusheaders.h (Gdiplus.h を含む) |
Library | Gdiplus.lib |
[DLL] | Gdiplus.dll |