GdiplusStartupOutput 構造体 (gdiplusinit.h)

GdiplusStartup 関数は、GdiplusStartupOutput 構造体を使用して、フック関数へのポインターと unhook 関数へのポインターを (出力パラメーターで) 返します。 入力パラメーターの SuppressBackgroundThread メンバーを TRUE に設定した場合は、これらの関数を呼び出して Windows GDI+ バックグラウンド スレッドを置き換える必要があります。

アプリケーションのメイン メッセージ ループの前後にフック関数と unhook 関数を呼び出します。つまり、GDI+ の有効期間中アクティブなメッセージ ループです。 ループが開始する前にフック関数を呼び出し、ループの終了後に unhook 関数を呼び出します。 フック関数の token パラメーターは、後で unhook 関数に渡す必要がある識別子を受け取ります。 適切な識別子 (フック関数によって返されたもの) を unhook 関数に渡さない場合、プロセスが終了するまでクリーンアップされないリソース リークが発生します。

フック関数と unhook 関数を呼び出す必要がない場合は、入力パラメーター (GdiplusStartup に渡される) の SuppressBackgroundThread メンバーを FALSE に設定します

構文

struct GdiplusStartupOutput {
  NotificationHookProc   NotificationHook;
  NotificationUnhookProc NotificationUnhook;
};

メンバー

NotificationHook

種類: NotificationHookProc

フック関数へのポインターを受け取ります。

NotificationUnhook

種類: NotificationUnhookProc

unhook 関数へのポインターを受け取ります。

要件

   
サポートされている最小のクライアント Windows XP、Windows 2000 Professional [デスクトップ アプリのみ]
サポートされている最小のサーバー Windows 2000 Server [デスクトップ アプリのみ]
Header gdiplusinit.h (Gdiplus.h を含む)

関連項目

GdiplusShutdown

GdiplusStartup

GdiplusStartupInput

はじめに