IMFMediaBuffer インターフェイス (mfobjects.h)

メディア データを含むメモリ ブロックを表します。 バッファー内のデータにアクセスするには、このインターフェイスを使用します。

継承

IMFMediaBuffer インターフェイスは、IUnknown インターフェイスから継承されます。 IMFMediaBuffer には、次の種類のメンバーもあります。

メソッド

IMFMediaBuffer インターフェイスには、これらのメソッドがあります。

 
IMFMediaBuffer::GetCurrentLength

バッファー内の有効なデータの長さを取得します。
IMFMediaBuffer::GetMaxLength

バッファーの割り当てられたサイズを取得します。
IMFMediaBuffer::Lock

読み取りまたは書き込みのために、呼び出し元にバッファー内のメモリへのアクセス権を付与します。
IMFMediaBuffer::SetCurrentLength

バッファー内の有効なデータの長さを設定します。
IMFMediaBuffer::Unlock

以前にロックされていたバッファーのロックを解除します。 IMFMediaBuffer::Lock の呼び出しごとに、このメソッドを 1 回呼び出します。

解説

バッファーに 2-D イメージ データ (圧縮されていないビデオ フレームなど) が含まれている場合は、 IMF2DBuffer インターフェイスのバッファーに対してクエリを実行する必要があります。 IMF2DBuffer のメソッドは、2-D データ用に最適化されています。

メディア サンプルからバッファーを取得するには、次のいずれかの IMFSample メソッドを呼び出します。

新しいバッファー オブジェクトを作成するには、次のいずれかの関数を使用します。
機能 説明
MFCreateMemoryBuffer バッファーを作成し、システム メモリを割り当てます。
MFCreateMediaBufferWrapper 既存のメディア バッファーをラップするメディア バッファーを作成します。
MFCreateDXSurfaceBuffer DirectX サーフェスを管理するバッファーを作成します。
MFCreateAlignedMemoryBuffer バッファーを作成し、指定した配置でシステム メモリを割り当てます。
 

このインターフェイスは、Windows Media Format 11 SDK 再頒布可能コンポーネントがインストールされている場合、次のプラットフォームで使用できます。

  • Service Pack 2 (SP2) 以降の Windows XP。
  • KB900325 (Windows XP Media Center Edition 2005) と KB925766 (2006 年 10 月 Windows XP Media Center Edition の更新プログラムロールアップ) がインストールされている Windows XP Media Center Edition 2005。

要件

   
サポートされている最小のクライアント Windows Vista [デスクトップ アプリのみ | UWP アプリ]
サポートされている最小のサーバー Windows Server 2008 [デスクトップ アプリ | UWP アプリ]
対象プラットフォーム Windows
ヘッダー mfobjects.h (Mfidl.h を含む)

関連項目

メディア バッファー

メディア ファンデーション インターフェイス