MINIDUMP_THREAD_INFO 構造体 (minidumpapiset.h)

スレッド状態情報を格納します。

構文

typedef struct _MINIDUMP_THREAD_INFO {
  ULONG32 ThreadId;
  ULONG32 DumpFlags;
  ULONG32 DumpError;
  ULONG32 ExitStatus;
  ULONG64 CreateTime;
  ULONG64 ExitTime;
  ULONG64 KernelTime;
  ULONG64 UserTime;
  ULONG64 StartAddress;
  ULONG64 Affinity;
} MINIDUMP_THREAD_INFO, *PMINIDUMP_THREAD_INFO;

メンバー

ThreadId

スレッドの識別子。

DumpFlags

スレッドの状態を示すフラグ。 このメンバーには、0 または次のいずれかの値を指定できます。

説明
MINIDUMP_THREAD_INFO_ERROR_THREAD
0x00000001
スレッドへのアクセス中にエラーが発生したためのプレースホルダー スレッド。 スレッド識別子を超えるスレッド情報は存在しません。
MINIDUMP_THREAD_INFO_EXITED_THREAD
0x00000004
ダンプ時にスレッドが終了しました (コードは実行されていません)。
MINIDUMP_THREAD_INFO_INVALID_CONTEXT
0x00000010
スレッド コンテキストを取得できませんでした。
MINIDUMP_THREAD_INFO_INVALID_INFO
0x00000008
スレッド情報を取得できませんでした。
MINIDUMP_THREAD_INFO_INVALID_TEB
0x00000020
TEB 情報を取得できませんでした。
MINIDUMP_THREAD_INFO_WRITING_THREAD
0x00000002
これは MiniDumpWriteDump を呼び出したスレッドです。

DumpError

ダンプの状態を示す HRESULT 値。

ExitStatus

スレッド終了状態コード。

CreateTime

スレッドが作成された時刻 (1601 年 1 月 1 日 (UTC) 以降の 100 ナノ秒間隔)。

ExitTime

1601 年 1 月 1 日 (UTC) 以降の 100 ナノ秒間隔でスレッドが終了した時刻。

KernelTime

カーネル モードで 100 ナノ秒間隔で実行される時間。

UserTime

ユーザー モードで 100 ナノ秒間隔で実行された時間。

StartAddress

スレッドの開始アドレス。

Affinity

プロセッサ アフィニティ マスク。

必要条件

   
Header minidumpapiset.h (DbgHelp.h を含む)
再頒布可能パッケージ DbgHelp.dll 6.3 以降

関連項目

MINIDUMP_THREAD_INFO_LIST