OleCreateLinkToFile 関数 (ole2.h)
ファイルにリンクされているオブジェクトを作成します。
構文
HRESULT OleCreateLinkToFile(
[in] LPCOLESTR lpszFileName,
[in] REFIID riid,
[in] DWORD renderopt,
[in] LPFORMATETC lpFormatEtc,
[in] LPOLECLIENTSITE pClientSite,
[in] LPSTORAGE pStg,
[out] LPVOID *ppvObj
);
パラメーター
[in] lpszFileName
リンク先のソース ファイルに名前を付ける文字列へのポインター。
[in] riid
呼び出し元が後で使用して新しいオブジェクトとの通信に使用するインターフェイスの識別子への参照 (通常は、 IOleObject のインターフェイス識別子として OLE ヘッダーで定義されているIID_IOleObject)。
[in] renderopt
新しく作成されたオブジェクトが持つローカルにキャッシュされた描画またはデータ取得機能を示す列挙 OLERENDER からの値。 その他の考慮事項については、次の「解説」セクションで説明します。
[in] lpFormatEtc
新しく作成されたオブジェクトが持つローカル にキャッシュされた描画またはデータ取得機能を示す列挙 OLERENDER からの値へのポインター。 選択した OLERENDER 値は 、pFormatEtc パラメーターに使用できる値に影響します。
[in] pClientSite
オブジェクトがコンテナーからサービスを要求するプライマリ インターフェイスである IOleClientSite のインスタンスへのポインター。 このパラメーターは、NULL でもかまいません。
[in] pStg
ストレージ オブジェクトの IStorage インターフェイスへのポインター。 このパラメーターを NULL にすることはできません。
[out] ppvObj
riid で要求されたインターフェイス ポインターを受け取るポインター変数のアドレス。 正常に戻ると、*ppvObj には、新しく作成されたオブジェクトに要求されたインターフェイス ポインターが含まれます。
戻り値
この関数は、成功したS_OKを返します。 その他の使用可能な値は次のとおりです。
リターン コード | 説明 |
---|---|
|
ファイル名が無効です。 |
|
ソースにバインドできません。 |
解説
OleCreateLinkToFile 関数は OleCreateLink 関数とは異なります。OleCreateLink 関数は、OLE を認識していないファイルと、Windows Packager を使用しているファイルの両方へのリンクを作成できるためです。
要件
サポートされている最小のクライアント | Windows 2000 Professional [デスクトップ アプリのみ] |
サポートされている最小のサーバー | Windows 2000 Server [デスクトップ アプリのみ] |
対象プラットフォーム | Windows |
ヘッダー | ole2.h |
Library | Ole32.lib |
[DLL] | Ole32.dll |