OleLockRunning 関数 (ole2.h)
既に実行中のオブジェクトを実行中の状態にロックするか、実行中の状態からロックを解除します。
構文
HRESULT OleLockRunning(
[in] LPUNKNOWN pUnknown,
[in] BOOL fLock,
[in] BOOL fLastUnlockCloses
);
パラメーター
[in] pUnknown
関数が IRunnableObject へのポインターのクエリに使用する、オブジェクトの IUnknown インターフェイスへのポインター。
[in] fLock
TRUE を指定 すると、オブジェクトは実行中の状態にロックされます。 FALSE を指定 すると、実行中の状態からオブジェクトのロックが解除されます。
[in] fLastUnlockCloses
TRUE は 、解放される接続がオブジェクトの最後の外部ロックである場合、オブジェクトを閉じる必要があることを指定します。 FALSE は 、ユーザーまたは別のプロセスによって閉じられるまでオブジェクトを開いたままにすることを指定します。
戻り値
この関数は、成功したS_OKを返します。 その他の可能な値は次のとおりです。
リターン コード | 説明 |
---|---|
|
操作のメモリ不足。 |
|
1 つ以上のパラメーターが無効です。 |
|
予期しないエラーが発生しました。 |
注釈
OleLockRunning 関数を使用すると、IRunnableObject::LockRunning メソッドを呼び出す手間が省けます。 OleLockRunning と IRunnableObject::LockRunning は同じ意味で使用できます。 pUnknown パラメーターを使用して IUnknown ポインターを渡すと、OleLockRunning は IRunnableObject ポインターに対してクエリを実行します。 成功した場合は、 IRunnableObject::LockRunning を呼び出し、呼び出しの結果を返します。
この関数の使用方法の詳細については、「 IRunnableObject::LockRunning」を参照してください。
要件
要件 | 値 |
---|---|
サポートされている最小のクライアント | Windows 2000 Professional [デスクトップ アプリのみ] |
サポートされている最小のサーバー | Windows 2000 Server [デスクトップ アプリのみ] |
対象プラットフォーム | Windows |
ヘッダー | ole2.h |
Library | Ole32.lib |
[DLL] | Ole32.dll |