IOleLink::SetUpdateOptions メソッド (oleidl.h)

リンク オブジェクトがキャッシュされたデータを更新する頻度を指定します。

構文

HRESULT SetUpdateOptions(
  [in] DWORD dwUpdateOpt
);

パラメーター

[in] dwUpdateOpt

リンク オブジェクトがキャッシュされたデータを更新する頻度を指定します。 dwUpdateOpt に指定できる値は、列挙 OLEUPDATE から取得されます。

戻り値

このメソッドは、成功したS_OKを返します。 その他の可能な戻り値は次のとおりです。

リターン コード 説明
E_INVALIDARG
指定された値が無効です。

注釈

呼び出し元へのメモ

エンド ユーザーがリンク オブジェクトの更新オプションを変更した場合、コンテナー アプリケーションは IOleLink::SetUpdateOptions を呼び出す必要があります。

エンド ユーザーは、[ リンク ] ダイアログ ボックスを使用してリンク オブジェクトの更新オプションを選択します。 OleUIEditLinks 関数を使用してこのダイアログ ボックスを表示する場合は、IOleUILinkContainer インターフェイスを実装する必要があります。 ダイアログ ボックスは IOleUILinkContainer::SetLinkUpdateOptions メソッドを呼び出して、エンド ユーザーが選択した更新オプションを指定します。 このメソッドの実装では 、IOleLink::SetUpdateOptions メソッドを呼び出して、選択したオプションをリンク オブジェクトに渡す必要があります。

実装者へのメモ

既定の更新オプションはOLEUDPATE_ALWAYS。 リンク オブジェクトの IPersistStorage::Save の実装により、現在の更新オプションが保存されます。

OLEUDPATE_ALWAYSが update オプションとして指定されている場合、リンクされたオブジェクトは、次の状況でリンクのキャッシュを更新します。

  • リンク ソースが実行されている場合、更新オプションが手動から自動に変更されたとき。
  • リンク オブジェクトがリンク ソースにバインドされるたびに。
  • リンク ソースが実行されていて、リンク オブジェクトの IOleObject::CloseIPersistStorage::Save、または IAdviseSink::OnSave 実装が呼び出されるたびに。
手動リンクと自動リンクの両方で、コンテナー アプリケーションが IOleObject::Update または IOleLink::Update を呼び出すたびに、リンク オブジェクトによってキャッシュ が更新されます。

要件

要件
サポートされている最小のクライアント Windows 2000 Professional [デスクトップ アプリのみ]
サポートされている最小のサーバー Windows 2000 Server [デスクトップ アプリのみ]
対象プラットフォーム Windows
ヘッダー oleidl.h

こちらもご覧ください

IOleLink

IOleLink::GetUpdateOptions

IOleLink::Update

IOleObject::Update

IOleUILinkContainer

OleUIEditLinks