IRichEditOleCallback インターフェイス (richole.h)
IRichEditOleCallback インターフェイスは、リッチ テキスト編集コントロールによって使用され、そのクライアントから OLE 関連の情報を取得します。 リッチ エディット コントロール クライアントは、このインターフェイスを実装し、 EM_SETOLECALLBACK メッセージを使用してコントロールに割り当てる役割を担います。
継承
IRichEditOleCallback インターフェイスは、IUnknown インターフェイスから継承されます。 IRichEditOleCallback には、次の種類のメンバーもあります。
メソッド
IRichEditOleCallback インターフェイスには、これらのメソッドがあります。
IRichEditOleCallback::ContextSensitiveHelp アプリケーションを状況依存のヘルプ モードに移行するか、または切り替える必要があるかどうかを示します。 このメソッドは、IOleWindow::ContextSensitiveHelp に関して説明されている機能を実装する必要があります。 |
IRichEditOleCallback::D eleteObject リッチ エディット コントロールからオブジェクトが削除されようとしていることを示す通知を送信します。 オブジェクトは、このメンバーが呼び出されたときに必ずしも解放されるとは限りません。 |
IRichEditOleCallback::GetClipboardData クライアントが独自のクリップボード オブジェクトを指定できるようにします。 |
IRichEditOleCallback::GetContextMenu アプリケーションに対して、右クリック イベントで使用するコンテキスト メニューのクエリを実行します。 |
IRichEditOleCallback::GetDragDropEffect クライアントがドロップ操作の効果を指定できるようにします。 |
IRichEditOleCallback::GetInPlaceContext アプリケーションとドキュメント レベルのインターフェイスと、インプレース アクティブ化をサポートするために必要な情報を提供します。 |
IRichEditOleCallback::GetNewStorage クリップボードから貼り付けるか、リッチ テキスト形式 (RTF) ストリームから読み込む新しいオブジェクトのストレージを提供します。 |
IRichEditOleCallback::QueryAcceptData 貼り付け操作またはドラッグ イベント中に、貼り付けまたはドラッグされたデータを受け入れるかどうかを決定します。 |
IRichEditOleCallback::QueryInsertObject オブジェクトを挿入する必要があるかどうかをアプリケーションに照会します。 メンバーは、貼り付け時とリッチ テキスト形式 (RTF) の読み取り時に呼び出されます。 |
IRichEditOleCallback::ShowContainerUI アプリケーションがコンテナー UI を表示するかどうかを示します。 |
要件
要件 | 値 |
---|---|
サポートされている最小のクライアント | Windows Vista [デスクトップ アプリのみ] |
サポートされている最小のサーバー | Windows Server 2003 (デスクトップ アプリのみ) |
対象プラットフォーム | Windows |
ヘッダー | richole.h |