RpcAsyncInitializeHandle 関数 (rpcasync.h)
クライアントは RpcAsyncInitializeHandle 関数を呼び出して、非同期呼び出しを行うために使用する RPC_ASYNC_STATE 構造体を初期化します。
構文
RPC_STATUS RpcAsyncInitializeHandle(
PRPC_ASYNC_STATE pAsync,
unsigned int Size
);
パラメーター
pAsync
非同期呼び出し情報を含む RPC_ASYNC_STATE 構造体へのポインター。
Size
RPC_ASYNC_STATE構造体のサイズ。
戻り値
値 | 意味 |
---|---|
|
呼び出しは成功しました。 |
|
サイズが小さすぎるか、大きすぎます。 |
|
pAsync は無効なメモリを指します。 |
メモ 有効なエラー コードの一覧については、「 RPC 戻り値」を参照してください。
注釈
クライアントは、新しい RPC_ASYNC_STATE 構造体とその構造体へのポインターを作成し、 ポインターを入力パラメーターとして 使用して RpcAsyncInitializeHandle を呼び出します。 RpcAsyncInitializeHandle 関数は、非同期リモート呼び出しの状態を維持するために使用するフィールドを初期化します。 RpcAsyncInitializeHandle の呼び出しが正常に返されると、クライアントは通知の種類と、その通知の種類に関連するフィールドをRPC_ASYNC_STATE構造体に設定できます。 クライアント アプリケーションは、この構造体へのポインターを使用して非同期呼び出しを行います。
クライアントは、RPC_ASYNC_STATE構造体の Size、Signature、Lock、StubInfo の各メンバーを変更しないでください。そうすると、ハンドルが無効になります。
メモ Windows 2000 では、非同期呼び出しが完了した後、別の非同期呼び出しに使用する前に 、RPC_ASYNC_STATE 構造体を再初期化する必要があります。 Windows XP 以降では、完了した非同期呼び出しの後で 、RPC_ASYNC_STATE 構造体をすぐに再利用する準備が整います。
要件
要件 | 値 |
---|---|
サポートされている最小のクライアント | Windows 2000 Professional [デスクトップ アプリ |UWP アプリ] |
サポートされている最小のサーバー | Windows 2000 Server [デスクトップ アプリ |UWP アプリ] |
対象プラットフォーム | Windows |
ヘッダー | rpcasync.h (Rpc.h を含む) |
Library | Rpcrt4.lib |
[DLL] | Rpcrt4.dll |