SHDRAGIMAGE 構造体 (shobjidl_core.h)

ドラッグ イメージを作成するために必要な情報が含まれます。

構文

typedef struct SHDRAGIMAGE {
  SIZE     sizeDragImage;
  POINT    ptOffset;
  HBITMAP  hbmpDragImage;
  COLORREF crColorKey;
} SHDRAGIMAGE, *LPSHDRAGIMAGE;

メンバー

sizeDragImage

種類: SIZE

ドラッグ イメージの長さと幅を持つ SIZE 構造体。

ptOffset

種類: POINT

ドラッグ イメージ内のカーソルの位置を指定する POINT 構造体。 構造体には、ドラッグ イメージの左上隅からカーソルの位置までのオフセットが含まれている必要があります。

hbmpDragImage

種類: HBITMAP

ドラッグ イメージのビットマップ ハンドル。

crColorKey

種類: COLORREF

ドラッグ イメージの背景を塗りつぶすためにコントロールによって使用される色。

注釈

Windows Vista では、この構造体は Shobjidl.idl で定義されています。 それ以前は、Shlobj.h で定義されていました。

ドラッグ イメージを作成するには、次の手順に従います。

  1. sizeDragImage で指定されたサイズのビットマップを、画面と互換性のあるデバイス コンテキスト (HDC) へのハンドルで作成します。
  2. ビットマップを描画します。
  3. 作成した HDC からビットマップを選択します。
  4. HDC を破棄します。
  5. ビットマップ ハンドルを hbmpDragImage に割り当てます。
メモ テキストを描画するときにアンチエイリアシングをオフにします。 そうしないと、テキストの色と色キーの間の端にアーティファクトが発生する可能性があります。
 

要件

要件
サポートされている最小のクライアント Windows 2000 Professional with SP3, Windows XP [デスクトップ アプリのみ]
サポートされている最小のサーバー Windows Server 2003 (デスクトップ アプリのみ)
Header shobjidl_core.h (Shobjidl.h を含む)

こちらもご覧ください

IDragSourceHelper::InitializeFromBitmap

IDragSourceHelper::InitializeFromWindow