CancelWaitableTimer 関数 (synchapi.h)
指定された待機可能タイマーを非アクティブ状態に設定します。
構文
BOOL CancelWaitableTimer(
[in] HANDLE hTimer
);
パラメーター
[in] hTimer
タイマー オブジェクトへのハンドル。 CreateWaitableTimer または OpenWaitableTimer 関数は、このハンドルを返します。 ハンドルには 、TIMER_MODIFY_STATE アクセス権が必要です。 詳細については、「 同期オブジェクトのセキュリティとアクセス権」を参照してください。
戻り値
関数が成功すると、戻り値は 0 以外になります。
関数が失敗した場合は、0 を返します。 詳細なエラー情報を得るには、GetLastError を呼び出します。
解説
CancelWaitableTimer 関数は、タイマーのシグナル状態を変更しません。 タイマーを停止してから、シグナル状態に設定し、未処理の APC を取り消します。 したがって、タイマーに対して待機操作を実行するスレッドは、タイムアウトするか、タイマーが再アクティブ化され、その状態が signaled に設定されるまで待機したままです。 タイマーが既にシグナル状態にある場合は、その状態のままです。
タイマーを再アクティブ化するには、 SetWaitableTimer 関数を 呼び出します。
この関数を使用するアプリケーションをコンパイルするには、 _WIN32_WINNT を 0x0400 以降として定義します。 詳細については、「 Windows ヘッダーの使用」を参照してください。
要件
要件 | 値 |
---|---|
サポートされている最小のクライアント | Windows XP [デスクトップ アプリ | UWP アプリ] |
サポートされている最小のサーバー | Windows Server 2003 [デスクトップ アプリのみ | UWP アプリ] |
対象プラットフォーム | Windows |
ヘッダー | synchapi.h (Windows Server 2003、Windows Vista、Windows 7、Windows Server 2008 Windows Server 2008 R2 の Windows.h を含む) |
Library | Kernel32.lib |
[DLL] | Kernel32.dll |