lineDeallocateCall 関数 (tapi.h)
lineDeallocateCall 関数は、指定された呼び出しハンドルの割り当てを解除します。
構文
LONG lineDeallocateCall(
HCALL hCall
);
パラメーター
hCall
割り当てを解除する呼び出しハンドル。 呼び出しの監視特権を持つアプリケーションは、その呼び出しのハンドルの割り当てをいつでも解除できます。 呼び出しの所有者特権を持つアプリケーションは、呼び出しの唯一の所有者であり、呼び出しが アイドル 状態でない限り、ハンドルの割り当てを解除できます。 呼び出しハンドルは、割り当てが解除された後で無効になります。
戻り値
要求が成功した場合は 0 を返し、エラーが発生した場合は負のエラー番号を返します。 可能な戻り値は次のとおりです。
LINEERR_INVALCALLHANDLE、LINEERR_OPERATIONFAILED、LINEERR_INVALCALLSTATE、LINEERR_RESOURCEUNAVAIL、LINEERR_NOMEM、LINEERR_UNINITIALIZED。
解説
割り当て解除は、物理呼び出しの呼び出し状態には影響しません。 ただし、呼び出しに関連する内部リソースは解放されます。
2.0 より前の API バージョンでは、アプリケーションが呼び出しの唯一の所有者であり、呼び出しが アイドル 状態でない場合は、LINEERR_INVALCALLSTATEが返されます。 この場合、アプリケーションは最初に lineDrop を使用して呼び出しを削除し、その呼び出しハンドルの割り当てを解除できます。 呼び出しに対する監視特権を持つアプリケーションは、呼び出しのハンドルの割り当てをいつでも解除できます。
API バージョン 2.0 以降では、呼び出しの唯一の所有者は、呼び出しが アイドル 状態ではない場合でも、ハンドルの割り当てを解除できます。 これにより、クライアント/サーバー環境での呼び出しの分散制御が可能になります。
API バージョン 2.0 以降では、 lineDeallocateCall は未処理のLINE_REPLYメッセージを中断しません。 dwRequestID をアプリケーションに返す非同期関数はすべて、アプリケーションが lineShutdown を呼び出さない限り、関連付けられたLINE_REPLY メッセージが常に配信されます。
必要条件
対象プラットフォーム | Windows |
ヘッダー | tapi.h |
Library | Tapi32.lib |
[DLL] | Tapi32.dll |