GlobalDeleteAtom 関数 (winbase.h)

グローバル文字列アトムの参照カウントをデクリメントします。 アトムの参照カウントが 0 に達すると、 GlobalDeleteAtom はグローバル atom テーブルから atom に関連付けられている文字列を削除します。

構文

ATOM GlobalDeleteAtom(
  [in] ATOM nAtom
);

パラメーター

[in] nAtom

種類: ATOM

削除するアトムと文字列。

戻り値

種類: ATOM

関数は常に (ATOM) 0 を返します。

関数が失敗したかどうかを判断するには、GlobalDeleteAtom を呼び出す前に、ERROR_SUCCESSを指定して SetLastError を呼び出し、GetLastError を呼び出します。 最後のエラー コードがまだ ERROR_SUCCESS場合、 GlobalDeleteAtom は成功しました。

注釈

文字列アトムの参照カウントは、atom テーブルに文字列が追加された回数を指定します。 GlobalAddAtom 関数は、グローバル アトム テーブルに既に存在する文字列の参照カウントを、呼び出されるたびにインクリメントします。

GlobalAddAtom の各呼び出しには、GlobalDeleteAtom への対応する呼び出しが必要です。 GlobalAddAtom を呼び出すよりも多くの回数 GlobalDeleteAtom を呼び出さないでください。または、他のクライアントが使用している間に atom を削除することもできます。 Dynamic Data Exchange (DDE) を使用するアプリケーションは、リークや早期削除を防ぐために、グローバルアトム管理に関する規則に従う必要があります。

GlobalDeleteAtom は、整数の原子 (値が 0xBFFF に0x0001範囲内にある atom) には影響しません。 この関数は、整数のアトムに対して常に 0 を返します。

例については、「 会話の開始」を参照してください。

要件

要件
サポートされている最小のクライアント Windows 2000 Professional [デスクトップ アプリのみ]
サポートされている最小のサーバー Windows 2000 Server [デスクトップ アプリのみ]
対象プラットフォーム Windows
ヘッダー winbase.h (Windows.h を含む)
Library Kernel32.lib
[DLL] Kernel32.dll

関連項目

AddAtom

DeleteAtom

FindAtom

GlobalAddAtom

GlobalFindAtom

MAKEINTATOM

参照