SetDialogControlDpiChangeBehavior 関数 (winuser.h)

ダイアログ内の子ウィンドウの既定のモニターごとの DPI スケーリング動作をオーバーライドします。

構文

BOOL SetDialogControlDpiChangeBehavior(
  HWND                                hWnd,
  DIALOG_CONTROL_DPI_CHANGE_BEHAVIORS mask,
  DIALOG_CONTROL_DPI_CHANGE_BEHAVIORS values
);

パラメーター

hWnd

動作が変更されるウィンドウのハンドル。

mask

変更するフラグのサブセットを指定するマスク。

values

指定したフラグのサブセットに設定する必要がある値。

戻り値

この関数は、操作が成功した場合は TRUE を返し、それ以外の場合は FALSE を返します。 詳細なエラー情報を得るには、GetLastError を呼び出します。

可能性のある エラーは、 無効な HWND が渡された場合はERROR_INVALID_HANDLEされ、ウィンドウが別のプロセスに属している場合は ERROR_ACCESS_DENIED

注釈

動作は、 DIALOG_CONTROL_DPI_CHANGE_BEHAVIORS 列挙型の値として指定されます。 この関数は、フラグを設定する一般的な 2 パラメーターアプローチに従います。ここで、mask は変更するフラグのサブセットを指定します。

これらの動作は、 任意 のウィンドウで設定すると有効です。 ウィンドウが現在、SetDialogControlDpiChangeBehavior が呼び出された時点でダイアログの子であるかどうかを問いません。 動作は保持され、ウィンドウがモニターごとの DPI スケーリングが有効になっているダイアログの直接の子である場合にのみ有効になります。

この API は、ダイアログ内の個々のコントロールに影響します。 ダイアログ全体のモニターごとの DPI スケーリング動作は 、SetDialogDpiChangeBehavior によって制御されます。

要件

要件
サポートされている最小のクライアント Windows 10バージョン 1703 [デスクトップ アプリのみ]
サポートされている最小のサーバー Windows Server 2016 [デスクトップ アプリのみ]
対象プラットフォーム Windows
ヘッダー winuser.h
Library User32.lib
[DLL] User32.dll

こちらもご覧ください

DIALOG_CONTROL_DPI_CHANGE_BEHAVIORS

GetDialogControlDpiChangeBehavior