UserHandleGrantAccess 関数 (winuser.h)
ユーザー インターフェイスの制限があるジョブに対する User オブジェクトへのハンドルへのアクセスを許可または拒否します。 アクセスが許可されると、ジョブに関連付けられているすべてのプロセスは、その後ハンドルを認識して使用できます。 アクセスが拒否されると、プロセスはハンドルを使用できなくなります。 詳細については、「 ユーザー オブジェクト」を参照してください。
構文
BOOL UserHandleGrantAccess(
[in] HANDLE hUserHandle,
[in] HANDLE hJob,
[in] BOOL bGrant
);
パラメーター
[in] hUserHandle
User オブジェクトのハンドル。
[in] hJob
ユーザー ハンドルへのアクセスを許可するジョブのハンドル。 CreateJobObject または OpenJobObject 関数は、このハンドルを返します。
[in] bGrant
このパラメーターが TRUE の場合、ジョブに関連付けられているすべてのプロセスで ハンドルを認識して使用できます。 パラメーターが FALSE の場合、プロセスは ハンドルを使用できません。
戻り値
関数が成功すると、戻り値は 0 以外になります。
関数が失敗した場合は、0 を返します。 詳細なエラー情報を得るには、GetLastError を呼び出します。
解説
UserHandleGrantAccess 関数は、hJob パラメーターで指定されたジョブに関連付けられていないプロセスからのみ呼び出すことができます。 ユーザー ハンドルは、ジョブに関連付けられているプロセスまたはスレッドが所有することはできません。
ユーザー インターフェイスの制限を作成するには、JobObjectBasicUIRestrictions ジョブ情報クラスを使用して SetInformationJobObject 関数を呼び出します。
要件
サポートされている最小のクライアント | Windows XP (デスクトップ アプリのみ) |
サポートされている最小のサーバー | Windows Server 2003 (デスクトップ アプリのみ) |
対象プラットフォーム | Windows |
ヘッダー | winuser.h (Windows.h を含む) |
Library | User32.lib |
[DLL] | User32.dll |