WPUOpenCurrentThread 関数 (ws2spi.h)

WPUOpenCurrentThread 関数は、階層化されたサービス プロバイダーの重複する関数と共に使用できる現在のスレッドへのハンドルを開きます。 これは、非適用スレッドから重複した I/O を開始する階層化されたサービス プロバイダーによって使用されることを目的としています。

構文

int WPUOpenCurrentThread(
  [out] LPWSATHREADID lpThreadId,
  [out] LPINT         lpErrno
);

パラメーター

[out] lpThreadId

重なり合った関数に渡すことができる WSATHREADID 構造体へのポインター。

[out] lpErrno

エラー コードへのポインター。

戻り値

エラーが発生しない場合、 WPUOpenCurrentThread は 0 を返します。 それ以外の場合は、SOCKET_ERRORを返し、 lpErrno で特定のエラー コードを使用できます。

エラー コード 意味
WSANOTINITIALIZED
この関数を使用する前に 、WSPStartup 呼び出しが正常に行われる必要があります。
 
 

注釈

WPUOpenCurrentThread 関数は、WSATHREADID 構造体へのポインターを提供し、LPWSPSendLPWSPRecv などの重複する関数に渡すことができます。 上位レイヤーのいずれかでプライベート スレッドを使用する階層化サービス プロバイダーは 、WPUOpenCurrentThread を使用して、重複する関数を管理している下位レイヤーに WSATHREADID ポインターを渡します。

LPWSPSendLPWSPRecv などの重複する関数は、通常のサービス プロバイダーと同じ方法で使用できます。

WPUOpenCurrentThread を呼び出すたびに、対応する WPUCloseThread の呼び出しが必要です。

要件

要件
サポートされている最小のクライアント Windows 2000 Professional [デスクトップ アプリのみ]
サポートされている最小のサーバー Windows 2000 Server [デスクトップ アプリのみ]
対象プラットフォーム Windows
ヘッダー ws2spi.h

こちらもご覧ください

WPUCloseThread

LPWSPRecv

LPWSPSend