承認定数

サーバーが承認する内容を定義します。

定数/値 説明
RPC_C_AUTHZ_NONE
0
サーバーは承認を実行しません。 現在、RPC_C_AUTHN_WINNT、RPC_C_AUTHN_GSS_SCHANNEL、RPC_C_AUTHN_GSS_KERBEROSはすべてRPC_C_AUTHZ_NONEのみを使用します。
RPC_C_AUTHZ_NAME
1
サーバーは、クライアントのプリンシパル名に基づいて承認を実行します。
RPC_C_AUTHZ_DCE
2
サーバーは、クライアントの DCE 特権属性証明書 (PAC) 情報を使用して承認チェックを実行します。この情報は、バインド ハンドルを使用して行われた各リモート プロシージャ 呼び出しでサーバーに送信されます。 一般に、アクセスは DCE アクセス制御リスト (ACL) に対してチェックされます。
RPC_C_AUTHZ_DEFAULT
0xffffffff
DCOM では、通常のセキュリティ ブランケット ネゴシエーション アルゴリズムを使用して承認レベルを選択できます。 詳細については、「 セキュリティ ブランケット ネゴシエーション」を参照してください。

注釈

これらの定数は、 IClientSecurity インターフェイスのメソッドによって使用されます。 これらは、CoQueryAuthenticationServices 関数によって取得されるSOLE_AUTHENTICATION_SERVICE構造体で使用されます。 また、 SOLE_AUTHENTICATION_INFO 構造でも使用されます。これは、 SOLE_AUTHENTICATION_LIST 構造体のメンバーです。 この構造は、認証サービス、実行する承認サービス、および各サービスの認証情報の一覧であり、 CoInitializeSecurity 関数と IClientSecurity::SetBlanket メソッドに渡されます。

要件

要件
サポートされている最小のクライアント
Windows 2000 Professional [デスクトップ アプリのみ]
サポートされている最小のサーバー
Windows 2000 Server [デスクトップ アプリのみ]
ヘッダー
RpcDce.h

こちらもご覧ください

CoInitializeSecurity

CoQueryAuthenticationServices

IClientSecurity

SOLE_AUTHENTICATION_INFO

SOLE_AUTHENTICATION_SERVICE