モニカー

COM のモニカーは、オブジェクトを識別する手段であるだけではなく、オブジェクトとしても実装されます。 このオブジェクトは、モニカーによって識別されるオブジェクトへのポインターをコンポーネントが取得できるようにするサービスを提供します。 このプロセスは、バインドと呼ばれます。

モニカーは IMoniker インターフェイスを実装するオブジェクトであり、通常はコンポーネント オブジェクトとして DLL に実装されます。 モニカーの使用を表示するには 2 つの方法があります。1 つはモニカー クライアントとして、モニカーを使用して別のオブジェクトへのポインターを取得するコンポーネントです。もう 1 つは、モニカー プロバイダーとして、そのオブジェクトを識別するモニカーをモニカー クライアントに提供するコンポーネントです。

OLE は、モニカーを使用して、オブジェクトが同じマシン内にあるか、ネットワーク上にあるかに関係なく、オブジェクトに接続し、アクティブ化します。 非常に重要な用途は、ネットワーク接続です。 また、OLE 複合ドキュメント リンク オブジェクトの識別、接続、実行にも使用されます。 この場合、リンク ソースはモニカー プロバイダーとして機能し、リンク オブジェクトを保持するコンテナーはモニカー クライアントとして機能します。

詳細については、次のトピックを参照してください。

コンポーネント オブジェクト モデル