SHAREVISTRING メッセージ
[Windows Vista 以降、 共通のダイアログ ボックスと [名前を付けて保存 ] ダイアログ ボックスは、[ 共通アイテム] ダイアログボックスに置き換えられていた。 共通ダイアログ ボックス ライブラリのこれらのダイアログ ボックスの代わりに、共通項目ダイアログ API を使用することをお勧めします。
[開く] または [名前を付けて保存] ダイアログ ボックスは、ユーザーが [OK] ボタンをクリックしたときに選択したファイルに対して共有違反が発生した場合に、SHAREVISTRING 登録済みメッセージをフック プロシージャ OFNHookProc に送信します。
#define SHAREVISTRING TEXT("commdlg_ShareViolation")
パラメーター
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wParam
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このパラメーターは使用されません。
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lParam
-
OPENFILENAME 構造体へのポインター。 この構造体の lpstrFile メンバーには、共有違反の原因となったファイル名が含まれています。
戻り値
フック プロシージャは、ダイアログ ボックスで共有違反を処理する方法を示すために、次のいずれかの値を返す必要があります。
リターン コード/値 | 説明 |
---|---|
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ファイル名を受け入れる |
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ファイル名を拒否しますが、ユーザーに警告しません。 アプリケーションは、警告メッセージを表示する役割を担います。 |
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ファイル名を拒否し、警告メッセージ (フック プロシージャがない場合と同じ結果) を表示します。 |
注釈
ダイアログ ボックスによって送信されるメッセージの識別子を取得するには、フック プロシージャで RegisterWindowMessage 関数の呼び出しで SHAREVISTRING 定数を指定する必要があります。
ダイアログ ボックスは、ダイアログの作成時に OPENFILENAME 構造体の Flags メンバーに OFN_SHAREAWARE フラグを指定しなかった場合にのみ、SHAREVISTRING 登録済みメッセージを送信します。
フック プロシージャが未定義の値を返す場合、ダイアログ ボックスは 、OFN_SHAREWARN が返されたかのように応答します。
要件
要件 | 値 |
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サポートされている最小のクライアント |
Windows 2000 Professional [デスクトップ アプリのみ] |
サポートされている最小のサーバー |
Windows 2000 Server [デスクトップ アプリのみ] |
ヘッダー |
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Unicode 名と ANSI 名 |
SHAREVISTRINGW (Unicode) と SHAREVISTRINGA (ANSI) |