開発環境を Mac から Windows に変更するためのガイド

  • [アーティクル]

次のヒントと同等のコントロールは、Mac と Windows (または WSL/Linux) 間の開発環境の移行で役立つはずです。

アプリ開発で、Xcode に最も近いものが Visual Studio になります。 また、元に戻る必要があると思う場合は、Visual Studio for Mac のバージョンもあります。 クロスプラットフォーム ソース コード編集 (および多数のプラグイン) には、Visual Studio Code が最も一般的な選択肢です。

キーボード ショートカット

ヒント

PowerToys Keyboard Manager を使用して、Mac で使用するショートカットに Windows ショートカットを割り当てることができます。

操作 Mac Windows
コピー Command + C Ctrl+C
切り取り Command + X Ctrl + X
貼り付け Command + V Ctrl+V
元に戻す Command + Z Ctrl + Z
および Command + S Ctrl + S
[ファイル] Command + O Ctrl + O
コンピューターのロック Command + Control + Q WindowsKey + L
デスクトップの表示 Command + F3 WindowsKey + D
ファイル ブラウザーを開く Command + N WindowsKey + E
ウィンドウの最小化 Command + M WindowsKey + M
検索 Command + Space WindowsKey
アクティブ ウィンドウを閉じる Command + W Control + W
現在のタスクの切り替え Command + Tab Alt + Tab
ウィンドウの全画面表示への最大化 Control + Command + F WindowsKey + Up
画面の保存 (スクリーンショット) Command + Shift + 3 WindowsKey + Shift + S
ウィンドウの保存 Command + Shift + 4 WindowsKey + Shift + S
項目の情報やプロパティの表示 Command + I Alt + Enter
すべての項目の選択 Command + A Ctrl + A
リスト内の複数の項目の選択 (非連続) Command、次に各項目をクリック Control、次に各項目をクリック
特殊文字の入力 Option + 文字キー Alt + 文字キー

トラックパッドのショートカット

注意

これらのショートカットの一部では、Surface デバイスのトラックパッドやその他のサード パーティ製ノート PC など、"高精度のトラックパッド" が必要です。

トラックパッド オプションは、両方のプラットフォームで構成できます。

操作 Mac Windows
Scroll 2 本指での縦方向のスワイプ 2 本指での縦方向のスワイプ
ズーム 2 本指でのピンチインとピンチアウト 2 本指でのピンチインとピンチアウト
ビューを前後にスワイプ 2 本指での横方向のスワイプ 2 本指での横方向のスワイプ
仮想ワークスペースの切り替え 4 本指での横方向のスワイプ 4 本指での横方向のスワイプ
現在開いているアプリの表示 4 本指での上方向のスワイプ 3 本指での上方向のスワイプ
アプリの切り替え 該当なし ゆっくりした 3 本指での横方向のスワイプ
デスクトップへの移動 4 本指を広げる 3 本指での下方向へのスワイプ
Cortana/アクション センターを開く 2 本指での右からのスライド 3 本指でのタップ
追加情報を開く 3 本指でのタップ 該当なし
スタートパッドの表示/アプリの起動 4 本指でのピンチ 4 本指でのタップ

コマンドライン シェルとターミナル

Windows はいくつかのコマンドライン シェルとターミナルをサポートしていますが、Mac の BASH シェルや、Terminal や iTerm などのターミナル エミュレーター アプリとは動作が少し異なることがあります。

Windows のシェル

Windows には、2 つの主なコマンドライン シェルがあります。

  1. PowerShell - PowerShell は、クロスプラットフォームのタスク自動化および構成管理フレームワークであり、.NET で構築されたコマンドライン シェルとスクリプト言語で構成されています。 PowerShell を使用することにより、管理者、開発者、パワー ユーザーは、複雑なプロセスを管理するタスクや、それが実行されている環境やオペレーティング システムのさまざまな側面を、迅速に制御および自動化することができます。 PowerShell は完全にオープンソースであり、またクロスプラットフォームであるため、Mac と Linux でも利用できます。

    Mac および Linux BASH シェル ユーザー: PowerShell では、既に使い慣れている多くのコマンド エイリアスもサポートされています。 次に例を示します。

    • 現在のディレクトリの内容を一覧表示する: ls
    • ファイルを移動する： mv
    • 新しいディレクトリに移動する: cd <path>

    コマンドと引数のいくらかの相違点が、PowerShell とBASH の間に存在します。 詳細については、PowerShell で get-help と入力するか、ドキュメントの中に含まれている、互換性のあるエイリアスについての記事を参照してください。

    管理者として PowerShell を実行するには、Windows スタート メニューで "PowerShell" と入力し、[管理者として実行] を選択します。

  2. Windows コマンド ライン (Cmd): Windows には今でも従来のコマンド プロンプト (およびコンソール – 下記参照) が搭載されており、現在および従来の MS-DOS 互換コマンドとバッチ ファイルとの互換性が保たれています。 Cmd は、既存のまたは前のバッチ ファイルやコマンドラインの操作を実行する際に便利ですが、Cmd は今ではメンテナンスの状態にあり、将来的に改善や新しい機能が加えられることはないため、通常は、PowerShell を学んで使用するようユーザーにお勧めします。

Linux のシェル

Linux 用 Windows サブシステム (WSL) をインストールして、Windows 内で Linux シェルを実行できるようになりました。 このことは、選択した特定の Linux ディストリビューションを使用して、Windows 内で統合された bash を実行できることを意味しています。 WSL を使用すると、Mac ユーザーに最もなじみがある種類の環境を提供できます。 たとえば、現在のディレクトリ内のファイルを一覧表示するには、従来の Windows Cmd シェルで使用する dir ではなく、ls を実行できます。 WSL のインストールと使用の詳細については、「Windows Subsystem for Linux のインストール ガイド」を参照してください。 WSL で Windows にインストールできる Linux ディストリビューションには、次のものがあります。

  1. Ubuntu 20.04 LTS
  2. Kali Linux
  3. Debian GNU/Linux
  4. openSUSE Leap 15.1
  5. SUSE Linux Enterprise Server 15 SP1

これは一部にすぎません。 詳細については WSL のインストール ドキュメントを参照して、Microsoft Store から直接インストールしてください。

Windows のターミナル

多くのサード パーティ製品に加えて、Microsoft から 2 つの "ターミナル" が提供されています。コマンドラインのシェルとアプリケーションへのアクセスを提供する GUI アプリケーションです。

  1. Windows ターミナル: Windows ターミナルは高度な構成が可能な最新のコマンドライン ターミナル アプリケーションであり、高パフォーマンス、低遅延のコマンドライン ユーザー エクスペリエンス、複数のタブ、分割されたウィンドウ ペイン、カスタムのテーマとスタイル、異なるシェルまたはコマンドライン アプリ用の複数の "プロファイル"、さらにコマンドライン ユーザー エクスペリエンスのさまざまな側面を構成してカスタマイズするための非常に多くの機能を特徴としています。

    Windows ターミナルを使用して、PowerShell、WSL シェル (Ubuntu や Debian)、従来の Windows コマンド プロンプト、その他のコマンドライン アプリ (SSH、Azure CLI、Git Bash など) に接続されたタブを開くことができます。

  2. コンソール: Mac や Linux では、ユーザーは通常、まず好みのターミナル アプリケーションを開き、そこでユーザーの既定のシェル (BASH など) を作成して接続します。

    しかし、歴史の気まぐれのせいで、Windows ユーザーは伝統的に、シェルを開始して、その後 Windows から自動的に GUI コンソール アプリを開始して接続していました。

    今でもシェルを直接起動して従来の Windows コンソールを使用することは可能ですが、ユーザーには、Windows ターミナルをインストールして、極めて高速で生産性が高い、コマンドラインのベスト エクスペリエンスを活用することを強くお勧めします。

アプリとユーティリティ

アプリ Mac Windows
設定と基本設定 システム設定 設定
タスク マネージャー 利用状況モニター タスク マネージャ
ディスク フォーマット ディスク ユーティリティ ディスクの管理
テキスト編集 TextEdit メモ帳
イベント表示 コンソール イベント ビューアー
ファイル/アプリの検索 Command + Space Windows キー