SAP

SAP は、事業運営や顧客関係を管理するためのエンタープライズ ソフトウェアを作成するソフトウェア企業です。 SAP は、ドイツのヴァルドルフに本社を置き、180 か国に地域オフィスを持っています。

多くの企業と同様、SAP では、ユーザーが Windows で必要とするアプリをインストールしやすくすることと、ユーザーがそのデバイス上で必要とするものに対する権限に制限を設けて、信頼できない (および有害な恐れのある) アプリケーションをユーザーがインストールできないようにすることを両立させるという課題に直面しています。信頼できないアプリケーションがインストールされると、既知のすべての Windows "Rot" (Registry Rot とも呼ばれる) の原因となり、適切に動作していない各デバイスの IT サポート チケットに変換されて、最終的にはデバイスの再イメージ化が必要になる恐れがあるため、企業にとっては重大な問題になりかねません。

SAP では、デジタル変革の一環として、また前述の課題に対処するために、アプリケーションを最新のパッケージ形式である MSIX に移行し始めています。これは、すべての Windows アプリに最新のパッケージ エクスペリエンスを提供する Windows アプリ パッケージ形式です。 MSIX パッケージ形式では、Win32、WPF、Windows フォームのアプリに対して新たな、最新のパッケージ化および展開機能が有効になるだけでなく、既存のアプリ パッケージやインストール ファイルの機能が維持されます。

SAP では、MSIX と Intune の機能を利用することにより、LOB アプリケーションを SAP 従業員に展開できるようになると同時に、Windows デバイス上での不必要な追加のユーザー権限を削除することができています。 彼らの目標の 1 つは、誰がそのアプリをインストールしようとしているかを心配する必要のない、一貫性のあるアプリ展開エクスペリエンスを提供することです。 SAP では、管理特権を必要としないユーザーにはその特権を与えないようにしながら、彼らが必要なアプリをインストールできるようにすることで、ユーザーがアプリケーションをインストールした後で Windows デバイス PC が動作しなくなる問題に関する IT チケットを削減できています。

「MSIX パイロットはこれまでのところ成功しています。このことが、弊社の IT サポート コスト削減と、エンド ユーザーへのアプリ配信エクスペリエンスの向上に役立つと考えています。 パイロットへの支援をチームに感謝します」 -Eugene Schrempf、SAP Americas, Inc. の Workplace Delivery のグローバル管理者