ベータ テスト
ベータ テストを行うと、まだリリースされていないアプリをアプリ開発チーム以外の人に自分のデバイスで試してもらい、その人たちからのフィードバックに基づいてアプリを改善することができます。
このセクションでは、ユニバーサル Windows アプリのベータ テストのオプションについて説明します。
ベータ テストを行う理由
アプリを徹底的にテストするには、できるだけ多くのデバイス構成とユーザーによる対話式操作に対して試してみる必要があります。 そのテストのすべてを社内で行うのは、不可能ではないにしても容易なことではありません。
ベータ テストを行うと、ユーザーはそれぞれのデバイスでアプリを試します。 そして、それは管理されていません。ユーザーは指定されたタスクを実行するのではなく、それぞれのアプリの使い方で自由に操作するため、開発者が予期していなかった問題を見つけることができます。
ベータ テストを行うと、次のことができます。
- さまざまなデバイスでアプリをテストできます。
- 他の方法では見つからないパフォーマンスの問題やその他のバグを特定できます。
- ユーザー エクスペリエンスの向上につながる実際の使用状況の情報が得られます。
- Microsoft Store で公開される評価に影響を与えずにフィードバックを受け取れます。
ベータ テストを行う時期
ベータ テストは、アプリをリリースする前のテストの最終段階として実施するのが最適です。 その時点では、自分たちでできるだけ徹底的にアプリをテストしていて、すべての明示的なユース ケースについてテストが終了しています。 ベータ テストは、その他のテスト方法の代わりにはなりません。 ベータ テストは管理されていないため、参加者がコード内のすべてのバグを発見できないこともあります。ベータ テスターは操作内容を自分で決めており、彼らがアプリのすべての機能を調べる可能性は高くないからです。 しかし、ベータ テストのフィードバックによって、実際の使用による最後のフィードバックが得られ、公開前に予測していなかった問題が明らかになります。
次のステップ
パートナー センターで、アプリがどのオペレーティング システムを対象とするかにかかわらず、アプリをテスターのみに限定して配布できます。 別の名前やパッケージ ID を使用して別バージョンのアプリを作成する必要はありません。自身でテストを行い、アプリを公開する準備が整ったら新しい申請を作成することもできます。 (もちろん、必要であれば、テスト用に別のアプリを作ることもできます。作る場合、そのアプリには、最終的なパブリック アプリの名前とは違う名前を付ける必要があります。)
ベータ テスト用にアプリをストアに申請する方法については、「ベータ テストとターゲット配布」を参照してください。